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Dyson (ダイソン) 掃除機 DC62分解 モータ始動時の死点対策の疑問

Dyson DC62のモータを分解してみると、不思議な設計をしていることに気が付く。DC62は発売されたのは10年ほど前のことだが、今でもその設計の詳細は不明のままだで、ネット上にもあまり情報はない。

Dysonのモータには斬新的な設計がいくつも見られる。その一つがモータ始動時の死点対策だ。Dysonのモータは、マグネットの極数(N極、S極の数)が4極で、ステータの極数(モータ巻線による電磁石のN極、S極の数)が4極になっている。

マグネットの極数と、ステータの極数が同じ場合は、モータ巻線に電流をいくら流してもトルクが発生しない位置がある。この位置を死点(デッドポイント)という。死点にロータ(マグネット)が停止しないように設計する必要があるが、Dysonのモータでは、ロータは死点に停止しているように見える。

なお、死点というのは、単気筒バイクの上死点、下死点と同じで、その位置に止まっていると始動できなくなる。

死点の対策は、通常はモータ構造の設計で対策されるが、Dysonのモータにはそのような設計は見られない。これは疑問だったが、巻線設計を分析してみると対策方法が分かってきた。

これは、モータ始動時の制御方法で対策を行なっていると推測する。

今日のところは、ここまで。🍺

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