英語ニュースからの深読み!南アフリカの電力不足
レアジョブのオンライン英会話を3年以上続けている。色々な教材が選べるなか、最近は、Daily News Articleを選択することが多い。色々なニュースの題材について英語でディスカッションする。
このDaily News Articleは、なかなか良い題材が多く、日本ではあまり話題にならないニュースでも興味のあるものに出会うことがある。
今回の題材は、南アフリカの電力不足について。
一日に10時間も停電する生活は、あまり想像できない。インターネットは使えないし、冷蔵庫、洗濯機、テレビなど電化製品も使えなくなる。でも、これは南アフリカで現実に起こっていることで、経済全体にも悪い影響を与えている。
電力不足は、老朽化した石炭火力の発電所が頻繁に故障することにもよるものだが、最大の問題は政治家も関与した汚職だという。少なくとも、4つのギャング組織が、電力会社Eskomから毎月5000万ドルも横領しているらしい。日本円では、約65億円にもなる。
電力会社EskomのCEOの Andre de Ruyter (アンドレ・マリヌス・デ・ロイテル) がテレビのインタビューでそのことを暴露して政治家を非難したところ、逆に激しい非難に遭うことになる。
彼はCEOを辞任することを決めるが、彼は命も狙われていた。会社のオフィスで飲んだコーヒーに劇薬のシアン化合物が混ぜられていた。一命は取り留めたが、犯人は捕まっていない。
大統領は、新しく任命した電力担当大臣に、電力不足の難題を解決することを期待している。