どくしょのきろく【2022年1月】
こんにちは。mochanです。
前回の記事で、昨年読んだ『読書力』を受けて、今後約4年間の読書の目標は「文庫100冊、新書50冊」にすると宣言しました。
そこで2022年の目標は、1か月あたり「文庫2冊、新書1冊」に。
加えて「2か月あたり実用書1冊」もやっていければと。
また、『読書力』の中で著者は「本を読んだ」といえる定義は「半分以上に目を通し、要約が言えること」としていました。
できれば毎月の読書の記録として、読んだ本の一覧と要約・感想などもあわせて記録していきたいなーと思います。
(正直ちゃんと続けられるか不安でたまりません...)
ではさっそく。
1.文庫:『星の王子さま』サン・テグジュペリ
◆砂漠に不時着した「僕」が小さな王子さまに出会い、王子さまがこれまで目にしてきたいろいろな星にいる人々のことを教えてくれる物語。
*今回初めてこの本を読んで、内容にびっくり。てっきり子供向けのほっこりする物語なのかと思っていたら、実は大人が読むとどきりとするおはなし。人生で大切なことを見失っていないかと、考えさせられました。この本は、実際に全部を読んで、感じたことを胸に刻んでほしい一冊。
2.文庫:『陰翳礼讃』谷崎潤一郎
◆西洋との本質的な相違に眼を配り、かげや隈の内に日本的な美の本質を見る。(本書裏表紙より)
・西洋は派手なことが美とされているが、日本は陰の中に美しさがある。たとえば、西洋建築は上へ尖った形、日本建築は深い庇をつくりその中へ構造を取り込んでしまう。
*その他にも、西洋人と東洋人の肌の美しさの違い、価値観の違いなどがあるが、いずれにしても東洋人(特に日本人)には「翳り」がある。それが近年電気が普及しはじめて、明るくなりすぎたことでその美しさが薄れている。
*なかなか難しい本でした。学生時代に薦められて買ったものの、長年積読になっていた本。今読んでも要約するには難しいし、著者の生きた時代と違いすぎるからか、個人的にはあまり好意的に捉えることができない内容でした。
※著者が執筆していたのは巻末の情報よりおそらく昭和8年~10年頃
3.新書:『新書百冊』坪内祐三
◆評論家・文化史家である著者のこれまでの雑読書から、好きな本・凄い本・お得本・シブい本などを思い出と共に紹介していく。
・高校生の頃や浪人中、大学在学中など、学校の勉強をしなければならない時でも構わずひたすら新書を読みふけっていた。
・読書家としての物心に目覚めたのは1975年頃で、当時はサブカル的読書が主流となっていった時代。しかし著者は、それ以前の教養主義的読書なとも経験してきた。
・読んでいる本の中で別の方の紹介があり、次はそれを読み、またその次…といった感じでどんどん幅が広がっていったよう。
*正直、まだ読書量を増やし始めたばかりの私には難しい!作者の名前も分からないし、聞いたことの無いワードが並んでいて、辞書を引くのも億劫になってしまった…読書量が増えて、慣れた頃にまた読もう。
4.実用書:『建設人ハンドブック2021年版』日刊建設通信新聞社
◆主に2020年のコロナショックを踏まえ、2021年中に考えられる建設業界の動向や技術等に関する話題を解説している。
・近年、社会問題としてよく取り上げられる人口減少に加え、コロナ禍における「非接触」への対応等から、建設業界もDXをより推進する方向に。
・東京オリンピックの建設需要や、東日本大震災の復興事業が落ち着き始める。しかし、インフラの老朽化は依然として大きな問題であり、国土強靭化への対策は継続が見込まれる。
・2024年4月1日からすべての企業に例外なく適用される「働き方改革関連法」への対応や、昨今の異常気象による災害対応、SDGsへの取り組みなど、よくテレビでも見聞きする話題も多数。
・人手不足の解消のためには、かつての3K(きつい・汚い・危険)ではなく、「新3K」(給与・休暇・希望)の実現が重要。
*個人的には、建設業界の未来は明るいと思う。地方の会社ということもあるかもしれないが、私は意外と働きやすい業界だと思ってる。特に、人手不足の中で若手や女性の積極活用が盛んになっている今は、ある意味チャンス!技術を身に付けたらめちゃくちゃ強い。あと、楽しい。
5.実用書:『聴く!技術士二次試験一発合格のツボ』山崎恭司
◆技術系の最難関資格と言われる技術士二次試験の対策方法を、順序だてて細かな例を挙げつつ解説。
*私が二次試験を受験するのはまだ先ですが、合格までに2~3回、多いと10回(10年!)も受験することがあるみたいなので、早いとこ準備してちゃちゃっと取りたいなぁと。まずは「勉強法の勉強」からスタートしました。
*ほんとに手順書なので、要約は割愛します。
今回はじめて「目次」の機能を使ってみました。ひとつ成長!笑
なんとなくどんな仕事をしているかばれちゃいそうなラインナップでした。
ただの個人的な記録を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
mochan.