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2025年第1回手帳会議:M5手帳がほしい
きっかけは、新調したお財布にある。
8年ぶりに新調したお財布は念願のお店のもので、とてもコンパクトでかわいい。しかし、カード入れや小銭入れが驚くほど小さい。それを理解した上で購入したはずなのに、実際にお財布(旧)から中身を入れ替えたところ3割ほどしか収めることができなかった。
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小銭もすこし増えるとすぐにぱつぱつになってしまう。どうしたものか、と1週間ほど使いながらぼんやり考えていたのだけど、ある朝目覚めた時急に「コインケースやカードケースを追加で持つよりも”財布化した手帳”をサブのお財布にすると便利なのではないか?」と思い浮かんでしまった。
そして、それまであまり興味を向けていなかったシステム手帳が急にほしくなってしまった。財布に関する問題解決という建前を掲げた物欲の発散な気もするけれど、増えすぎた手帳たちを多少集約できるのでは?という予感も相まって話がどんどん進む。
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役割によって手帳そのものが分かれている方が個人的には管理しやすい、と思い分冊をはじめた。が、それにしても増えすぎている。
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手帳としてカウントしていないけどメモパッドも3~4冊使用しているし、集約できるものは集約してスリム化していきたい。その足がかりとして、財布を兼ねたシステム手帳(M5)はベストなように思えてしまった。
あまりにも早いこの第1回手帳会議は、そんなM5手帳を検討したことの備忘録である。
01:候補のM5手帳4選
1)ASHFORD ビタリータ MICRO5 11mm 名刺フォン
2)レイメイ藤井 ダ・ヴィンチ グランデ ロロマクラシック mini5
3)TAG STATIONERY Olu M5
4)odoru オールリネアヴァスカボックス KAKUSHI ミニ5
ざっと調べてまず思ったことは「これは踏み入れると大変なことになりそうだ」ということ。何冊も(何十冊も)システム手帳を保有している方がこの世にはたくさんいるということを初めて知る衝撃。けど、確かに一冊買うと増えてしまう気がする。そんな自分の姿が容易に想像できる。とりあえずの一冊、とかではなく、きちんと決めた一冊を買わなければならない。そうでないと、購入したものの満足できなかったという理由で増やしてしまいそうで、それだけは避けたい。(なお、バイブルサイズあたりは多分増やしてしまうと思う)
02:仮決定の一冊「ロロマクラシック」
レイメイ藤井のロロマクラシックがいいなぁ、と思っている。
魅力的なカラーバリエーションの罠で、見てすぐに「どの色にしよう」と思ってしまった。あと、インスタグラムやYouTubeで知らず知らずのうちに目にしていたことも大きい。そのような、ザイオンス効果的な節が少なからずある気がする。
選ぶに至った理由をあげるのであれば、財布らしい見た目すぎないこと、本体にポケットが複数あること、自分が持つイメージができたこと。お値段的にも許容範囲であること。
ただ、個体差がけっこうあるようなので、そこはすこし不安が残る。
03:どう使う?
主は”サブお財布”なので、小銭用のジッパー付きポーチを追加・一部カード類を収納することになる。小銭入れについては「dunn ジッパー付ポーチ」か、すこし背伸びして「Zun Leb Design がま口ポーチ」を検討中。
それ以外の手帳としての機能面では下記を予定。
①メモ帳(メモパッド複数冊の集約)
②参照したい情報の保管
③ミニサイズの手帳をカバーに挟み込みコモンプレイス手帳とする
実際に使ってみないとわからないとは言え、もういくつかの役割を付与したい気持ちはある。バレットジャーナルを含めるのは難しいと思うので、モーニングノートか、スケジュール機能か…きっとどれも難しい気はする。
04:おわりに
数か月かけて万年筆を増やしてきた人間がこんなことを言うのは冗談みたいなんだけど、ミニマルな状態になりたいと考えている。増やしすぎたことによって、より強く感じた。だって、絶対にこんなにも万年筆は要らない。それははっきりとしている。わたしの周りにはそういうものが、万年筆ほど顕著ではないにしてもきっとたくさんあるのだと思う。そういうことをすこしずつ、いや、なるべく勢いをもって取り払っていきたい。
そのために手帳を買う(=物を増やす)というのは、すでにつまずいているような気がしないでもないけれど、それなりの強い意志を持ってM5手帳を迎えようと思っている。
とりあえず、数週間後のわたしが「M5手帳に似合う万年筆を探している」なんてことがないようにしたい。