自分で考えて自分で決める


感染者数が一気に増えてきて
首都圏ロックダウンの気配が近付いてくる(というかそうであってほしい)

こんな状態のなかで、一昨日の25日、
不要不急にも関わらずヘアサロンに髪を切りに行ったことを悔いている。
そしてさらにお店に入ってランチの麻婆豆腐セットを食べ、無印良品でシートクッションを追加購入し、伊勢丹でフィナンシェほしさにソーシャルディスタンシングをとらないで列に並んだことも。


髪を切りに行ったのは4月から新しい職場に行くから、気持ちの面でもきれいにしておきたかったから。

約1週間前に予約の電話をしたときは、まだこれが"まぁまぁ必要で、まぁまぁ急用"だと思っていた。
「4月に間に合わせなきゃいけないからね!」という理由で。


久しぶりに行くヘアサロンで
もう10年以上前からお世話になってる美容師さんにヘアカットをお願いした。

平日とはいえ、やっぱりいつもより閑散としていたように思う。
こんなタイミングで来たわたしだったので、長いことお世話になってる彼女には、なにか理由があるのだろうとピンときたようで、いろいろ話しながらカットしてもらっていたが

ある話を聞いて、来たことを後悔した

彼女は、70代の癌を患うお母様と同居していた。

万が一、億が一でも
わたしが感染していて、彼女を介してお母様にご迷惑をおかけすることになったらどうするつもりだったのか

これはたまたま想像しやすいケースだっただけで、お母様だけじゃなくても、彼女自身や彼女のお子さん、ほかの従業員の方にだってこういうことは起こりうることは分かっていたつもりだったのに、軽率だった

いや、本当は理解していなかった
だからそんなことができたんだと思う


コロナの本当の怖さはこちらのブログがとても分かりやすく書いてくださっている。
https://blog.tinect.jp/?p=64213

仮に、誰にも感染さずにいられて、わたしだけが苦しむことになったとしても、医療従事者の方々に多大なご迷惑をおかけすることになる

医療崩壊が起こってしまったら
助かる命も助からなくなってしまうかもしれないのに。


わたしはこのブログを24日の夜に読んだ。

そしてその翌日の朝、数回やめるべきかどうか悩みながらも、結局は行った。

結局は、行ったのだ。

何故、行ったのか。

わたしは大丈夫だろうという慢心と、髪を切っておきたいし麻婆豆腐も食べたいからという欲望だ。
そんなもんに、打ち勝てなかった。

それで誰かの命を奪うことになるかもしれないのにね。

本当にそうなったら、悔いても悔やみきれないのにね。


本当は、あのブログを読んですぐに行くのをやめるべきじゃないかって頭を過った。

でも、
みんな出掛けてるから、とか
わたしだけは大丈夫、とか
ちょっとだけだから、とか
言い訳をして、行ってしまった。

本当に感染してしまったら、
または感染させてしまったらというリスクを全く考えられてない。

それ自体も本来自律すべき大人として失格だと思うのだけれど


この件で最も重要な問題なのは、
『その真っ当な警鐘をわたし自身が鳴らしてくれていたのに、わたしがそれを信じられなかった』という点である。

わたしは"思考停止"状態だった。


今の時代、自分自身で情報を選んで取り入れていくことが出来る。

問題は、どの情報を取り入れて、どう考え、どう決断し、どう行動するかだ。

わたし自身が真っ当な判断をしていたはずなのに、わたしがそれを選択しなかった。

最も信頼すべきバディを信頼していなかったら、わたしはどうやってこの人生の荒波を越えて行くつもりなのだろう。
望む場所には絶対に辿り着けない。

わたしがわたしを信頼し
わたしを幸せに導かなければならない。
そのためにこれからも自分と向き合って選択をしていかなければならない。


これに気づいた後、わたしは助言を聞かなかったことをわたしに謝罪をし、改めて自ら考えて決断をした。

この土日は一歩も外に出ない。

土日はお家にいて、断捨離や掃除をする。

わたしはわたし自身と仲直りした。
これからもわたしを信じて、自分で考えて自分で決めて自分で行動していく。

それがわたしの目指す生き方だから。