私の愛するミュージシャン その①ー中島みゆき
あれは、確か私が中2の時でした。
ラジオを聴いていて、突然、雷に打たれたように、音楽に目覚めたのです。
それまでの私は、音楽の魅力がわかっていなかったのですね。
その時、かかっていた曲が、中島みゆきの「ひとり上手」。
それからは、手当たり次第に、みゆきさんの曲を聴き集めました。
といっても、当時はまだCDすらない時代。
中学生で、お金もなかった私は、乏しいお小遣いを貯めては、カセットテープを買い(その頃、家にはレコードプレイヤーが無かったのです)、あるいはエアチェックして、少しずつみゆきさんの曲をため込んでいきました。
当時のことで、印象に残っていることが一つ。
中学校の級友たちが、ある日突然、「中島みゆきのアルバム、貸してくれ!」と言って、私に話しかけてきたのです。
普段は、みゆきさんに特段の興味を示さなかった人たちが、それも大挙して押し寄せてきたのです(大袈裟)。
「一体、何事?」
その実態は、私はあまりTVを観ないので知らなかったのですが、その前日に、3年B組金八先生で、例の「世情」がかかるシーンが放映されていたのでした。
中学校で、私が一日だけ人気者になった思い出でした。
みゆきさんはその後も活躍を続け、お陰で私は、今でもみゆきさんの大ファンです。
幸せな出会いだった、今でもそう思っています。
みゆきさん、ありがとう。これからも、ずっとご活躍されることを、願っております。