【観劇】昭和の恋人たち
朝倉薫園劇団 朗読劇『昭和の恋人たち』、観劇して参りました!タイトルには朗読劇とありますが、朗読の間に歌姫たちが昭和の名曲を披露したり、ストーリーとリンクした少女人形劇(※)もありました。昭和元年から64年までの様々な時代を生きた若者たちの物語です。
(※レトロなお人形さんのような衣装をきたかわいい女の子たちが、ロボットダンスのようなパフォーマンスをしていました。このパフォーマンスの正しい名称を調べましたがよくわからなかったので、誰か詳しい方こっそり教えていただけると嬉しいです…。)
もともと「朗読劇」と聞いていたので、キャストさんの声だけ集中して聞いていればいいのな、タイラーの時のように「目が足りない!!(歓喜)」とはならないのかなと思っていたのですが、とんでもない。
頭の先からつま先まで完璧なお人形さんのお芝居も観たいし、キャストさんの表情もちゃんと見たいし、照明・舞台演出も目に焼き付けたいしで目が忙しいのなんの。
そしてキャストさんみんな衣装が似合ってて最高でした。
想いを乗せる「マフラー」
平和のメッセージとして身につけていた緑色のマフラー、世代を超えて想いを届けた白いマフラーなど、各短編ごとに登場する色とりどりのマフラーたち。
その人の顔を見ようとしたらマフラーが目に入ったのか、マフラーが先に目に入って、それからその人の表情も頭から離れなくなったのか。
いずれにせよ、顔の近くにあるもの、ということに意味があるのではと思いました。
あの日あの時、彼女は彼はどんな表情で、どんな言葉を投げかけてくれたのか。
そして、その言葉や表情と共に思い起こされるマフラー、という構図が好きでした。
昭和の名曲
キャストの皆さんによる昭和の名曲もとっても素敵でした!
それぞれの曲が直前の物語とリンクしていて、知らなかった曲にもスッと入り込めてしまう仕様です。こういう演出ほんとに弱いので勘弁していただきたい(訳:最高です、こうゆうのどんどんお願いします。)
朗読で泣かされ音楽で追い打ちをかけられるという、感動の無限ループにはまっておりました(なんなら冒頭からキャストさんがいい声すぎて泣きそうになりました、いい声に飢えすぎている…)。
最後に
一年の締めくくりにこの舞台を見に来れてほんとうによかったです。
終わりよければ全てよし、ではないですが、なんだか今年一年いい年だったような気がしてきてきます。素敵な時間をありがとうございました!