【読了】ツイステ6章 冥府の番人
皆さんこんにちは。舞台をみたりドラマを見たり、した後にいつもついつい感想をまとまめるのを先延ばしにしてしまう加糖ヨーグルトです。
いや書きたいんです、書きたいんですけど走り書きのメモにまとめるのが精いっぱいで、なかなか記事形式でまとめようと思ってもおっくうさが勝ってしまって。こんなお見苦しい文章を公共の場にさらしていいものかとか、どうせ誰もみてないんだかんら投稿する必要なくない?だとか、余計な事をかんがえてしまうこともあります。
でも自分の書きたい文章を書けるようになるためには、不格好でもどんどん人の目にさらして、語彙力を増やす訓練をしていかないとと思うので、もっと気軽に短文でも長文でも、週に一度は何らかのアウトプットしたものを挙げていきたいと思います。
※写真は以前観光で言った大谷採石場です。物語とは一切関係ありません。
※ネタばれがあります(一応)
という意思表明をしたところで、今回はツイステッドワンダーランド第六章『冥府の番人』読了の感想を書いてみようと思います。読了と書いたけど、これでいいのでしょうか、コンプリートとかのほうがよかったかしら。
世界を破滅に追い込みかけたシュラウド兄弟の根本にあったのは、「普通の生活がしたいという思い。友達の家に遊びに行ったり、「将来何になりたいか」を考えてワクワクする普通の子供でいたいだけだった。
私たちが普通だと思って享受している何気ない日常も、誰かの犠牲の上になりたっているのかもしれない。全人類が好きなことをやったら、きっと世界は崩壊する。どこかの国の王様だって、王位を継承せずにラッパーや陶芸家の道を歩みたかったかもしれない。自分ひとりではどうにもできない力によって、生き方を決められてしまう、という感覚は想像するしかないけれど…きっと人生で何度もリセットボタンを押したいと思うんじゃないだろうか。
ヴィルがイディアと自分のことを、「それぞれの我を通したいだけのただの同級生」と表現していた場面が好きだ。
小さなころから、世界征服をもくろむ悪者と民衆を救う正義のヒーローの対立をいやというほど見てきた。昔は正義か悪か、白か黒かで判断しないと気が済まなかったけれど、何らかのタイミングで、世の中そんなに単純じゃないと、気づくことができてよかった。ツイステを通して、その「2分化できない世界」に気づくキッズも多いのではないかと思う。
自分の夢を最後まで押し通したもの、意地と意地の張り合いで勝利したものが、正義のヒーローとして語り継がれているだけなのだろう。最後まで舞台に立っていたほうが正義、何と単純明快でわかりやすい基準だろう。
今回の騒動を経て、イデアを取り巻く環境は何一つ変わらなかったように見える。しかしよく見てみるとオルトのいう通り、「家に友達を呼んでゲーム」もできたし、「友達の家に行って遊ぶ」もできている(イデアは、NRC生たちのことを友達と認めていないようだが)。
オーバーブロット経験者たちが被検体として嘆きの島に連れてこられた時、
「どうせみんな『レテの河』を通る、ここで起こったことはすべて忘れる。」と言っていた。(言い回しはちょっと違うかも)
本人は自覚していないようだけれど、嘆きの島での出来事を共有できる人ができたということは、とても大切なことではないだろうか。
これからの人生で歩んでいく道は変えられなかったとしても、この’’忘れてくれない(覚えてくれている)’’という感覚が、彼にとってプラスに働いてくれればいいと思う。
シュラウド兄弟に幸あらんことを!!!