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自作の桑の実ジンとタンカレーロワイヤル


まずこのタンカレー、イギリスで作られておりラベルには「Made with French blackcurrants」みたいな事が書かれております。カラントってのはフランス語ではカシスだけど、Royaleはどうだろう。英語だとRoyalで終わるやつがフランス語の綴りになってるので「ロワイヤル」と読ませたいのかもしれない。なお、日本語の商品名はロイヤルとロワイヤルが混じってますねこれ。まあここではロワイヤルにするか

タンカレーロワイヤルの特徴

武川蒸留所さんによると、

フランス産ブラックカラント、バニラ、4種のボタニカル(ジュニパー、コリアンダー、アンジェリカ、リコリス)を使用。

タンカレー ブラックカラント ロワイヤル 700ml

とのことでボタニカルの段階でカラント(カシス)が入ってるようです。おそらくこのボタニカルは蒸留前に投入されており、蒸留されてくると液体は無色となるだろうから「青色1号、および赤色40号」で着色されてるってわけですね。おそらく、この酒の液体の色は全て合成着色料の色なんではないか思われます。まあ合成着色料を避けたい人はナシな一品すね。

一方ぼくの漬けた桑の実ジン

まず桑の身つのは色素が極めて強く、服なんかに付いたら涙目みたいな奴です。そして果実は、熟成の度合いによってすごい甘いのもあれば凄いすっぱいものもある。
で、これをビーフィーターをベースに後から漬けちゃったものなので、そもそも比較する内容が全く違うわけっすね。蒸留した後の酒に漬けこんでいるので。まあ、流石に蒸留できませんからね。

ちなみに、桑の実だけです。それ以外の果糖は一切なし。先に書いたように甘みにバラツキがあるのでこれはまあまあ難しいっすね。

飲み比べてみる

タンカレーの方は、やはりその蒸留段階で風味が付いているため、非常にクリアな味わいであり、その後でしっかりとカシスを残していきます。とはいえ、レギュラーじゃないタンカレーのシリーズはどれも何となくまあまあ甘いというのは、加糖されてるんじゃないかという感じがしますね。普通に蒸留しただけだと、ここまで甘くはならないだろうという。

一方、桑の実で漬けたビーフィーターはこれは結構「渋い」味で、桑の実自体が甘味を多分に含むので甘くなるんじゃないかと思ってたんですが、割と渋いとか、すっぱい感じがしました。とはいえ、この渋さがジンと合うようで、ストレートで飲んで結構マニアックな味に仕上がっており、結構アリ。実はウオッカだの何だので試してみたんすけど、どうも味のバランスが悪い感じだったので、今回は一番すんなりまとまったんじゃないかという。ソーダやトニック割り、あるいはシロップ添加でどのような変化が起きるか楽しみですわね

まとめ

味の傾向が似てくるかと思ったけど飲みくらべてみりゃ別物。タンカレーロワイヤルの方は味の完成度が高いのでカシス系統が好きなら手を出してみてもいいかもしれません。まあこの辺はもうちょっと掘り下げていく予定であります。




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