サントリーリザーブで飲む「一歩上」のハイボール(白州ベース)
ところでハイボールの件
結局、ウイスキーを炭酸で割って飲むようなのは日本ばっかりなのか問題とかあるんだけど、実際どうなんでそ。例えば「焼酎」をソーダで割るスタイルは、甲類焼酎では見られたかもしれないけど本格焼酎ではどうかな?2010年くらいまでは全く見られなかったスタイルと思うけど、今では芋焼酎のソーダ割りなんていうのも普通に見られる。まあ、日本はそもそもキンキンに冷えたビールを飲む文化が強くあるから、これは同じ麦系統のウイスキーを炭酸で割ってもおんなじようなもんやろ、みたいなノリの商法でやってるのかもしれない。
結局
ソーダで割ると、当然物理的にどうしても元の味が薄まるわけだし、さらに爽快感は得られるものの味わいが拡散してしまうという事になるから、どうしても金額の安いボトルで行われる事になるんだろうと思われる。
そして炭酸で割る事から日本の風土にあったビールのような爽快感が得られるのと、度数耐性が基本的に高いとは思えない日本人の味覚にマッチするんだろうと思われる。そもそも焼酎だって40度からわざわざ割り水をして味覚調整して一番うまい度数に落ちつけてるんだから、そういう事なんでしょう。
前置き終わり
ハイボールを否定してるわけじゃねえぞ
ただ、「ハイボールでうまいウイスキー」というのは割と、そこを目指して作られているわけではないから、とりわけシングルモルトのスコッチなどはそうじゃないからハイボールで旨いっていうのは結構独自に考えないといけない。この場合、バーボン樽熟成とシェリー樽熟成のものでは割とバチっと割れる気がしており、ソーダにおいてはバーボン樽の方が合うように思う。シェリーは何か甘い系になりがちだから、甘いのと炭酸というとちょっとだるいんだろうね。結局炭酸なんてのはキレ系がいいじゃないすかキレ系が。
サントリースペシャルリザーブはバーボン樽系の味だ
まあこれブレンデッドなんだけど白州のブレンドが強いという。ってかそれ白角みたいなもんか?的な、ま白角よりうまいと個人的には思うけどな(白角とか、今はプレミアついてて4000円でも売れちゃうぞ)。
ストレートで飲む
やっぱバニラ的な木の香りが強く、この辺がバーボン樽っぽいのと、あとやはりグレーンの感じもあるんだろうっていう穀物の感じ。ストレートで飲むと、サントリー特有の「あの日本の味」って感じだ。なんつのかなあ、、あの味、昔のブランデーとかでよく感じられたような奴。
ただ、ストレートで飲むとちょっとボディーの細さもあって微妙にイケてない。ん?って感じになる。ストレートだとオールドとかの方がうまいんじゃないかな?
ロックで飲む
はい出ました。バニラ系のウイスキー特有のロックで飲むと甘みが開いてくる系のやつ。この手合いはやっぱ冷やした方が本来の力が出るような気がしとります。
炭酸で飲む
冒頭の話じゃないけど、これね。謎の「ワンランク上」さがあんだねこれ。思うんだけど、白州を素で炭酸で割るより、もうちょいグレーンが足されてるこいつの方が本来はハイボールとしての適合さがあるんじゃないかなあとも思う。しっとりして爽快さもあり、かつ値段もそこまでは高くない、しかし安い味はしない。でもストレートじゃちょっと足りないという、なんというか絶妙にこういうニーズを埋めてくる。昔の日本人は水割りを好んだので、そういうのもいいんだろう(てか水割りってなると冒頭で書いたような味覚的な話にもなってくるよな)
結局
白州と知多のブレンドなんだよねこれ多分w だから、知多だけ単品で買うよりハイボールに関しては全然うまかったりするんだよな〜。もちろん製品のラインで出てる白州と知多をただ混ぜあわせただけじゃないだろう、それはわかる。しかし味のテイストのベクトリは明らかにそれだし、そういう旨さがある。だからワンランク上っていう話になるんだろうね。マ、ジブンが勝手に言ってるだけだけど、なんかその辺のウイスキーを炭酸で割ろうってなったときにちょっとうまいのが欲しいときに手にしてるのがリザーブかフロムザバレルか、どっちかなんだよな〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?