阪九フェリー (泉大津 → 新門司) に乗ってみた
名古屋から九州への航路ですと大阪まで出ないといけないのがどうしてもしんどい…まあ仕方ないか。フェリー会社は大抵この3つの中からの選択となると思います。
名門大洋フェリー
阪九フェリー
さんふらわぁ
徳島から出てる奴は色々な意味で却下…
で、さんふらわぁに限っていえば、関西から大分、志布志という独特の航路を持っているのですが、大洋フェリーと阪九フェリーは関西から門司(新門司)という航路がガチで被っており、どっちもどっち感はあり。ただ実は阪九フェリーと名門大洋フェリーは関西方面(というか大阪)からの乗り場が結構違っており、阪九フェリーの方が大阪の都心からはまあまあ遠い所に位置してます。なお、神戸からの場合は本当にどっちもどっちの予感がします。
じゃあ大阪に、行ってみよう!
名古屋 - 大阪への切符
18切符の時期とはいえ、23年9月1日現在 近鉄株主優待券は2100円でした
このパターンだと結局特急課金しがちなので+2000円みたいな所はありますね(合計4,100円前後、ひのとりを使うか使わないかとか含めて)
特急でなかったとして18切符1券片2,500円くらいなので選択肢はそれなりにあるのかもしれない(時間に余裕があれば)
近鉄で大阪へ
今回は株主優待 + 特急券で昼飯でも食うかと。ってわけで南森町まで行きました。堺筋線てどうしても日本橋乗り換えになるんで、鶴橋で乗り換えるパターンがほとんどっすね。でまあ堺筋線をよく使うという事情は大抵カレーのせいっすね。
麻婆豆腐カレー、作ってみるのもアリやな…と思いながら
泉大津へ
阪九フェリーは港を17:30出港なのだが、連絡バスは1本しか無い。
JR和泉府中駅発 16:05
南海泉大津駅発 16:30
泉大津フェリーのりば着 16:45
という、これを逃したらオシマイ的ななかなかエグいタイムテーブルですんで、ある程度余裕を持ってバス停にアプローチしときたいっすね。ちなみに大阪から泉大津って結構遠いんすよ。まあJRの場合は和泉府中でいいのかもしれないですけど、どっちを選択しても結局、大抵1時間くらいはかかるんです。
これが大阪南港に持つ名門大洋フェリーとの最大の違いです。まあでも普通に考えたら乗り場は近い方がいいんじゃあねえすかね?この辺は心のゆとり次第といいますか。今回は阪九フェリーに乗ってみたい(それも窓付き個室に)というだけの遊び…
で、南海の泉大津駅ってのは初めて降りましたけど、なかなかいい感じで時間潰す場所もあるようです。
なお、西口と東口があり、どちらもロータリーなので紛らわしいんすけど、西の方のショボい方が正解なので注意が必要かもしれない。こういうのは一度行けばすぐ理解できるんだけど時間ギリギリに行くとハマりそうだよなーとか思ったりして。
なんか運賃がかかる的なものをwebでは見た気がするんですが無料で降りたりしました。そういうもんなのか?
チェックイン… は なかった?
到着したら通常チェックインがあると思うんだけど、何と阪九フェリーは、これ無いっすw。
ただしこれはオンライン契約でQRコードを出しているパターンのみ、そんな感じらしい。今回は結構いい個室なので、たまたまそうなのかもしれないが、とにかくQRを持ってる人はそのまま船内におすすみくださいと案内されました。
今回の部屋
いやー贅沢っすねえ!2人部屋を貸切です。雑魚寝で3人対応になってるんですね(後ろに布団が見える)。窓が付いてるんでネット使い放題な感じ(今も船内で書いている)。ちなみにですが、窓が無い船室はネット環境はほぼ一切使えないです。船内wifiなど期待してはいけません。あんなものは使いものにならないと考えておいた方がよい。
船内観察
自販機
見辛いが、ビールが300円、発泡酒が250円〜270円、チューハイが230円いずれも350ml缶であり、まちょっとだけ高いのかなという感じですな。500mlでビール400円の端麗360円、氷結が290円であーる。ま、持ち込んでもいいんだろうけど冷蔵代と思えばこんなもんかしら…チューハイは氷でもいれときゃいいけどビールはアレですしね。
カップラーメンは普通に300円でした。ま、持ち込みは、ウーン。。。つかそういうのは、まあいろいろ寂しい感じになるしね。
展望階に風呂
いいっすね〜
展望階と同じ階層に風呂が配置されており、何と露天だったりします、が、動いてねえんだなまだこの時は。さっさと風呂に入っちゃったから港の無機質な輸送系資材を見ながらの風呂。動いてる時に入ったら多分相当面白いでしょう、冬はまあアレですが。。
風呂の中の画像はさすがに無いよw
土産屋
九州の土産で埋めつくされます。
船内に製氷機を備えないようで氷が結構売れてますた。私も購入。フェリーによっては備えてるんですけど、よく探してないけど諦めて氷を購入。なおフェリー自体は「ひびき」という名前。
レストラン
移動しながら飯と風呂と寝床が付く、ってのがフェリーのいい所ですよね。
館内案内。レストランは出港してからオープン
阪九フェリーは飯が割とウリみたいなところもあり、よくあるブッフェ(バイキング)形式ではございません。まあその分注文のやりようによっては安くも高くもなるぞっと。
このような食堂みたいな形式でサブのおかずは足していきます。最後にメインのおかずを注文して、飯と味噌汁系が欲しかったら注文、、、このスタイルはほんと学食やね
ダチョウのタタキに、鶏の炭火焼きと豚汁、飯、ハートランドビールつけて2700円くらいでした。
部屋
部屋は全てQRコードで開錠/施錠します。おさっしの通り?スマホをなくしたり(それはえらいこっちゃ)、電源が入らなくなったりすると一大事!ってことは、おわかりですよね?そう、スクショ必須です。船内はいつでも電波入るとは限りませんからねw
なんか謎のQR再発行マシンもあったけど、どうやって使うのか謎。(なくしてないから)
個室最高かって感じですね。ちなみに、ここには電気ポッドもあるからカップ麺持ち込んでも悠々お湯とかいれられますよ。いれられますけども、っていう。
下船
無料バスが門司駅あるいは小倉まで送ってくれるみたいです。私は門司でout
コスト再考
気になるお値段は
デラックス和洋室 (2~3名部屋)
デーン!
たけ〜ww
お2人で乗船いただくと1人11,650円でゆけます!
他の移動手段との比較
まずは新幹線っすね、まあ小倉設定としても
大阪までの運賃を考えれば当然断然こっちの方が安い。ただ、このフェリーの用途はやはり結局1人用だと8,430円でスタンダードシングルに乗る事にあるんだろうと思われます。実際そのタイプが真っ先に埋まっていきます。
そう考えりゃ、まあ安いっちゃ安いんすよね。窓個室の17500円が高すぎるだけであって。
また名門大洋フェリーで大体同じくらいの等級だと
これくらいの値段なので、まあそんなもんなんかなーと思います。
結局ちょっ早で朝イチ小倉スタートとかそういう用途ならアリかなと。でなければセコく8500円くらいで大阪から移動するという方向のがいいかもしれんすね。ただ、窓ついてるのは全然違いますわ、やっぱ。ネット全盛期の時代においては窓は神だった。繰り返しになりますが、窓無いと室内からnote書けませんから。