サントリー ローヤル(響とは致命的に違う点)
サントリーのオールド、リザーブの上位に来るウイスキーとして君臨し続けるローヤルは鳥井信治郎の最後にして最高の名作と呼ばれるウイスキーであるとされるテンプレで売られるウイスキーである。かつては12年15年や、60などもあったようだが現行ではNAというか無印しか存在しない。
最近原料原産地表示制度をまじめに勉強させていただきやした…
2022年4月以降からこの「原料原産地表示制度」に基いて「原料原産地名」が表記されるようになりマスタ。
原材料名はいつもの通りだけど「原料原産地名」なるものが付いてますな。ここに国内製造と書いてあるので、これは国内製造の「ジャパニーズウイスキー」つことでいいっていう理解ですな。麦芽は別に国産じゃなくてもいい。そういやこんなXをみましたぞ
言葉つええなあ〜、ただこれは昔よく言われてた濃縮ぶどう果汁を持ってきて国内でワインを作ると国内製造になったりするっていうのもあるから結構微妙だよね。英国製造とかのウイスキーとかだと大抵バルク輸送ってのになるんでしょう。原酒をタンクに詰めてもちこむやつです。まあ、当然、瓶詰めされた奴を詰めかえたりしませんからね。
ま、それはさておき、
とのことなので、これに関しては海外麦芽でもいいんでしょうな、多分。そしてジャパニーズウイスキーの定義にも別に国産麦芽を使えとは書いてなくて
が条件となっているわけだし。
本質的なところはそれじゃない
国内製造(グレーンウイスキー、モルトウイスキー)の記述の順番が重要で、これは
、ということだから、これは別に国内製造(グレーンウイスキー)で終わってもいいんだけど、モルトウイスキーを書いてももちろん良い、ただ、重要なことはローヤルはグレーンの方がモルトより比率がたけえってことw
俺の秘蔵のこの響BCも2022年4月以降に出たのかはわからんが、これは確かに国内製造(モルトウイスキー、グレーンウイスキー)なのでモルト比率の方が高いわけやね、これが決定的な差ともいえるだろう。
ただブレンドは響と同じく
知多蒸留所
山崎蒸留所
白州蒸留所
の3つの蒸留所からブレンドされているとされている。初期型は1960年リリースなので、知多(1972年)、白州(1973年)の設立とは合わない。原材料名もモルトグレーンとかすら書いてないからそれは全く謎だったりするみたいよ。まあ海外のグレーンが入ってるのかもしれないが…
さて、前置きはともかく旨ければいい
これはリザーブのところでも伸べたんだけど(つかリザーブも綺麗にグレーンが高めであった)、実際問題グレーンの方が飲みやすさを演じてくれたりもするのであーる。さて、このローヤルはどうだろう。響BCは秘蔵酒だからそんな簡単に開けるわけないだろ!いや、そのうち別ルートのやつを開けちゃうかも…
ストレートで飲んでみると、実に甘い。しかしこの甘さこそが実はグレーンのもらたす甘さなのではないかと最近この手のウイスキーを掘りまくってきた事により何となく理解できるようになってきた。シェリーとは明らかに違うし、バーボン系のバニラっぽい感じともまたちょっと異なる感じ、しかしこれら3つがうまいこと調和しているのか?厭な味がしない。ただやはりシングルモルトとは違う味わいであるのはわかる。
氷を落としてみれば、これはバニラがシマっていくような甘味とはちょっと異なっているね。山崎の方が多いから?何となく苦味が出てきてしまう。個人的にはちょっとパスしたい感じではある。
ソーダにするとしっかり飲み応えも出てきてバランスの良さを感じる。ただ、ソーダなら俺はリザーブの方が好きかな…ただ、ソーダにしてうまい要素ってのは実はグレーンなんじゃないかという説も出てきて、これはこれで面白い所でした。
まとめ
確かなうまさはあるんだが、オールドを求めるのか、リザーブを求めるのかでこの2つブランドのキャラが結構離れてしまっているから、その上の格付けといってオールドよりもリザーブよりも上というのは難しいということであるな。。とはいえチープな響なのか?というとそうでもなさそうである。しかし位置付けはチープな響なんだろうな…
まあ確かに総合力で勝負ということで、値段も1000円増しくらいなのではあるが、そうすると3,500円overだとそれもうスコッチのシングルモルトが買えるからねえ。まよっちゃいますよねw
それよりも秘蔵の
ゴールド15年つのがあるんですよw
ってことなんでまあ大体20年前前後のものなんですかねえ、、、いつ開けたらいいんでしょうかねえw。まあ山崎も15年以上のもんが入ってるはずですからねえ、、今思えば大したもんだけど当時の人気の無さが出てるとも言えるんですかねえ…