
Photo by
draw_sasadango
わたしの守護霊は?
憧れの魔法学校体験入学での心躍るエピソードの一つに禁じられた森がある。
そこでは自分の守護霊を呼び出すことができるのだ。
暗い森の中、ハグリッドとバックビークに挨拶をして(わたしは恥ずかしくてしなかったんだけど)、ロンの空飛ぶ車が落ちた事故現場を横目に進んで行くと、ほどなくしてディメンター(吸魂鬼)に出会う。


そこで自分だけの最も幸せな記憶を思い浮かべながら杖をくるくる回すと、上手くいけば守護霊を呼び出すことができるのだ。
そう、あの名シーン、エクスペクト・パトローナムを自分で試すことができる!
周りの人たちが次々と守護霊呼び出す中、思い出が弱いのか全然出てきてくれないわたしの守護霊。
若干不安になりつつ、ひたすら願い続けるとついに白い光が見えた。
わたしの守護霊はなんと犬。(もしくはオオカミ)
ひと声うぉーん、と鳴くと、瞬く間に走って消えてしまった。

そこでの偶然に私は少し感動を覚えた。
私には18年くらい一緒に暮らした愛おしい柴犬がいて、3年ほど前、彼は虹の橋を渡って遠くへ行ってしまっていた。
だからわたしの前に現れた守護霊はその愛犬な気がした。
実際はオオカミの可能性が高いが、そうであってほしいと思った。
守ってくれるには小さすぎて弱いかもしれないけれど。
ハリー・ポッターエリアでこんな偶然があるなんて、とても嬉しかった。