[受講レビュー]知財塾 先行技術調査ゼミDAY2
下記からの引き続きで、知財塾さんの動画教材を受講中です。
本日は、先行技術調査ゼミのDAY2を視聴しました!
前回の導入編から一歩進み、同義語や特許分類等の探し方レクチャー等があり、「自力でサクッと検索ができるようになる」という目標に向け、便利なツールのご紹介もグッと増えたDAY2でした。
企業知財で知財教育を担当してきた経験から、知財塾さんの動画教材についてモニター受講させていただいております。
1. 先行技術調査ゼミの到達目標
このゼミの受講を終えると『簡単な先行技術調査を30分程度で行うことができるスキルを身につける』ことができるそうです。
→ 受講対象者として、『「今まで検索・調査をやって来なかったが、これから取り組んでいきたい」という方もご参加頂ける講座 』を想定されています。
逆に言えば、既にある程度の特許調査スキルを身に着けていらっしゃる方は、知財塾の場合、別のカリキュラムを受講ご検討されると良いかなーと思います。(他にも色々調査系のセミナーが続々と開催予定のようです。)
企業知財の経験では、「特許事務所から企業知財に転職して、急に特許調査のスキルが必要になった方」、「技術部門等の知財以外の部署から知財に異動して、まずは特許調査から担当することになった方」といったメンバーから『何かいい特許調査の研修ありませんかー』と聞かれることが、そこそこあります。
そういった方に向けた特許調査のノウハウ入口として、いつでも受講できる録画受講のメリットが活かせるんじゃないかな~?と感じます。
(特許調査関連の外部講座では、イーパテントの野崎さんや、スマートワークスの酒井さん等が講師をされている魅力的な講座は多いものの、開講時期が決まっているものは、上記のように「急いで特許調査スキルを身に着けたい方」には機会に失することがあるのが残念だったためです。)
2.同義語や特許分類の探し方Tips
DAY2では、まず同義語の探し方として、J-PlatPatの画面上でのJ-GLOBALの使用を始め、JSTシソーラスmap、英和辞典の活用といった各種ツールの活用方法を、実際の画面手順を見ながら(私も実際に手を動かしながら)体感しました。
(ここでも、録画視聴ながらゼミ参加者の方の質問と、講師の解説を伺うのは、フムフム・・・と参考になりました。)
実際にやりながらというのは、各種教育において凄く大事な要素だと思っていて、『見てるだけ―』だと「へぇー」とは思うものの・・・・すぐに忘れるんですよね!
この点は、知財塾の特徴でもご紹介されており、『実務を疑似体験する学習』を大事にされており、演習形式で複数の事例を学習することを土台にされているそうです。
特許分類を探すところでは、『一挙に難易度上がったー💦』とヒッソリ思いながら拝聴していたのですが・・・、「これだけしっかり覚えればOK」の王道を教えていただけたのが、めっちゃ良かったです(終わりが見える安心感)。
参加者の方による「分からなかったこと」のシェアを伺えるのも、難しいのは私だけじゃないんだーの安心感があります✨
≪ DAY2でのご紹介ツール ≫
分類探しの王道は、「J-PlatPatの分類コードランキング」
Fタームのランキングは、「J-GLOBALのランキング」
外国調査でCPCの定義を日本語で見るには「分類対照ツール」
今回も本好き野崎さんによる「本屋さんでの本の探し方」の例えコーナーがあり「その本が見つからなかったら、探しにいくコーナーを変える」的な説明が、ストンと分かりやすかったです。
これって分かりやすいのは本好きな人だけかしら・・・?💦
3.関連性マトリックス
DAY1でやったズバリの公報を探す(全ての構成要素(背景技術)を入れた検索式)の次のステップとして、「検索範囲をどう広げていくか」も、日々、難しいな~、と感じていたところの一つ。
野崎さんのメソッドでは、関連性マトリックスを使って見える化して検索範囲を広げる方法を事例を通じて学べました。
どっちの方向に検索範囲を広げるか?という複数選択肢で悩むところが多いところですが、「ゼミ参加者の方はどう考えたか?」「野崎さんならどっちをとるか」といった様々な考えに触れ合えるところが魅力的でした。
最後に・・・
このゼミの参加者の方と野崎さんが取り組まれていた「毎朝特許検索」という取り組みが素敵だなー✨と以前から思っていました。
やっぱり大事なことは「習慣化」なので、身近で興味ある事例から、特許調査を始めてみるって、いいなーと思います!
これから特許調査を本格的にやりたい方、「毎朝特許検索」等は、特許調査の習慣化にオススメです!