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三合会局2022 〜前編〜
今回で4回目の三合会局。元々は先輩から教えてもらったのだけど、志の会のメンバーで毎年年末に行っている。三合会局とは、伊勢神宮、石川県の白山比咩神社、箱根神社の3ヶ所の神社をこの順番で、参拝させて頂くという行事。最初の2年は朝一東京から伊勢までヘリで行っていたのだけど、ここのところ伊勢前泊の流れになっている。今回は、浅草牧野の会でたまたま一緒だったので健太を誘って、志の会プラス健太の5人旅。
昼過ぎに名古屋駅に到着して、太閤口に行くと先発してくれてたアキラと、間違えて一本早く乗っていた広大がレンタカーで迎えに来ていた。伊勢までは車で2時間程度。ホテルにチェックイン後そそくさと 「みたすの湯」 に向かう。サクッとサウナしたのち、伊勢の定番「餃子の美鈴」へ、ここは15時開店の超人気店。餃子とからあげがとても美味い名店。この時期はおでんも素晴らしい。17:00 ぴったりのスタート。中瓶を頼んで先ずは焼き餃子を人数分。次に骨付きのからあげを頼む。目の前で包まれて焼かれる餃子を眺めつつ、おでんをつまみながらビールを飲む。餃子をおかわりして、熱燗を頼む。締めは水餃子、白胡椒をたっぷりかけた水餃子がまた旨い。
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大人気店では長居しない。そもそも博多飲みの僕は一つのお店に長居はしないのだけど。
2軒目は伊勢の百名店居酒屋「向井酒の店」で海鮮と熱燗をやる。ちょっとしたつまみが旨い店。3軒目は去年も行ったスナックへ。と2キロくらいテレテレ歩いて辿り着くと、「今日はいっぱいで〜、本店の方どうですか?」いくいく〜♪と、陽気なおじさん達は来た道2キロを歩いて戻る。ここでも山﨑12年をふるさと納税気分でキープすると、ローカルスナック大好きな僕たちは鮮やかに飲み始める。やがて段々とお客さんが入って来る、混み始めると僕らはサクッと席を譲る。
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四軒目は、去年から目をつけてたカッコいいBAR「AHL」へ。昼はスパイスカレーのお店らしい。自然派ワインとドライフルーツと。白とオレンジ2本開けたところで、ここも次のお客さんが入ってきたので、軽やかに席を譲る。
そのまま、またホテルまでトボトボ20分くらい歩こうか?(食後歩くと血糖値スパイクが起こりづらく、血管が傷つきにくいって幸大ちゃんから教えてもらった)
商店街の裏をテレテレと帰っていると、素晴らしく映える看板が目に入る。お好み焼き、焼きそば 「おもかげ」さん。
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夜中のお好み焼きに多大な罪悪感を持っている僕らは誰も食べようとも、やめようとも言わない(笑)そこへ無邪気な健太が気配を察せずに、中にいたお母さんに声をかける。まだ営業してるらしい。罪悪感を打ち消すためにやむを得ず感を身に纏った僕達は、表通りの大きな道の脇から長屋の裏の入り組んだ通路を通って商店街側の店内に入って行った。
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そこは!まさに僕らが愛する昭和のB級内装。左右のテーブルに分かれて座ると、一番オススメのお好み焼きを注文する。飲み物は自分で冷蔵庫から持って来るシステム。瓶ビールで乾杯すると、お母さんが手際よくタネをこねそれぞれの鉄板に置いてくれる。脇で野菜炒めをつくる。味付けは塩、醤油、味の素。味の濃い野菜炒めでビールがすすむ。5軒目なのに(汗)
タイミングをみてお母さんが、お好み焼きを返しに来る。鮮やかな返し。ソースや青のり、魚粉、マヨネーズなんかは全部冷蔵庫の前のテーブルに置いてある。ソースをたっぷりと塗って一味をふったお好み焼きにはパッツパツの氷を張ったジョッキに注いだ缶のレモンサワーを合わせる。想像通り一片の狂いもない大好きな味だ。
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翌朝シーツや枕の痕が顔や体に残るくらい浮腫んだのだけど(涙)
翌朝6時にきっかり事件は起こるのだった。