見出し画像

腫瘍とのファーストコンタクト

当時28歳。何の違和感もなく日常を過ごしていましたが、
唐突に存在をアピールしてきた腫瘍と闘った日々の記録をしていきたいと思います。
病気というデリケートな話題ですので、途中から有料にさせていただきたいと思います。

いちばん最初にその存在に気が付いたのは何気なく腹部を触ったときでした。
何かある。押すと左右に動く。痛みもない。
まさか腫瘍だと思っていなかった私は便だと思いました。
アホ過ぎました。
便ってこんなに簡単に動く?という疑問でその時は終わりました。

この頃、特に何もしていないのに体重が減り始めましたが、
ラッキーくらいにしか思っていませんでした。

その後も特に気に留めることもなく日常を過ごし、
娘の送迎で自転車にも乗ったし、一緒に走って遊んでいました。

便疑惑の謎の何かの存在も忘れていた頃、
軽い生理痛のような重たい痛みを感じるようになりました。
それでも日常に支障をきたさない程度なので
そのうち治ると思い放っておきました。

ある日、寝転がってマンガ読み、大笑いするほどでもない場面で
引き笑いのような笑い方をした瞬間、背中に尋常じゃない激痛が走りました。
刺されたかと思いました。刺されたことないけど。
もしくは、雷に打たれたかと思いました。打たれたこともないけど。
とにかく衝撃的な痛みでした。

状況が理解できない私は、動転しました。
どうしたらいいかわからず、
とりあえずもう1度同じ引き笑いをしてみることにしてみました。
同じくとんでもない痛みが背中に走りました。
2回やる必要はなかったです。

さすがの私もこれは普通の状況ではないことを悟り
この痛みが普通であっていいはずがないと少し怒りさえ覚え
病院に行くことにしました。

ここから先は

2,929字 / 1画像

¥ 200

サポートよろしくお願いします!娘のおやつがちょっと豪華になります!