![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30633831/rectangle_large_type_2_e896eb2e03c87cf5b1565ab1176e3de4.png?width=1200)
[バックテスト]MACD大循環分析戦略を検証[BTCJPY,4時間足](2018/07/01~2020/06/30)
MACD大循環分析戦略とは
MACD大循環分析戦略は、
3本(短期、中期、長期)の指数移動平均線(EMA)を使って、
相場の状態を読む戦略です。
移動平均線大循環分析とも呼びます。
この戦略では、短期、中期、長期のEMAの価格によって、
相場を次の6つのステージに分類します。
ステージ1:短期>中期>長期 上昇期
ステージ2:中期>短期>長期 上昇期の終わり
ステージ3:中期>長期>短期 下降期の始まり
ステージ4:長期>中期>短期 下降期
ステージ5:長期>短期>中期 下降期の終わり
ステージ6:短期>長期>中期 上昇期の始まり
EMAが示す価格が高い順に短期>中期>長期(ステージ1)となるとき、
相場が上昇トレンドにあると判断します。
反対に、長期>中期>短期(ステージ4)となるとき、
相場が下降トレンドにあると判断できます。
MACD大循環分析では、相場が多くの場合に、
ステージ1→ステージ2→ステージ3
→ステージ4→ステージ5→ステージ6→ステージ1
と順番に推移すると予想します。
実際のトレードでは、
ステージ6(上昇期の始まり)で買って、
ステージ1(上昇期)で含み益を拡大し、
ステージ2(上昇期の終わり)やステージ3(下降期の始まり)で売る、
といった、トレンドフォロー戦略に用いられます。
バックテスト
MACD大循環分析に従って、ビットコインFXのシステムトレードをしたら、
実際に利益がでるか、バックテストを行いたいと思います。
取引ルールは
買い(仕掛け) :ステージ6になったとき、1BTC買う。
売り(手仕舞い):ステージ3か4になったとき、手仕舞いする。
売り(仕掛け) :ステージ3になったとき、1BTC売る。
買い(手仕舞い):ステージ6か1になったとき、手仕舞いする。
EMAの短期、中期、長期の3つパラメータがあります。
ろうそく足は4時間足を使います。
期間は2018年7月~2020年6月の2年間とします。
BTCJPYの過去ろうそく足データはbitflyerのものを使います。
取引のコストは1回の売買で取引額の0.1%かかるとしました。
結果:短期=5,中期=20,長期=60
損益曲線
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30436542/picture_pc_bb7f7bfd6d595c19d7dbe665e7dbf5eb.png?width=1200)
青:損益(簿価)、オレンジ:損益(時価)、緑:BTC/JPY価格
総損益:1700700円
最大ドローダウン:434162円
勝率:0.369
取引回数:84
2年間で170万円の利益!
単純なルールにしては上出来ではないでしょうか?
その他のパラメータでの結果
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30436568/picture_pc_6f72f5130eaf86a70966f615f6306bad.png?width=1200)
PF(プロフィットファクター)が高め。幅広いパラメータで利益を上げており、ビットコインは総じてトレンドフォローと相性が良さそうだ。
有料部分にはバックテストに使ったpythonコードを貼りつけています。
ここから先は
¥ 300
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?