映画「リトルプリンス 星の王子様と私」

泣いた。泣きすぎた。開始1時間くらいからラストまで泣きっぱなし。目が腫れた。もはや恥ずかしいレベルなんで、一人で観に行っていてよかった。

登場人物は「私」9歳の女の子。シングルマザーの母親と二人暮らし。母親が決めた人生のレールである名門学校に入るために、引っ越までし、毎日決められたスケジュールをこなしている。そのため友だちと遊ぶ時間も、作る時間もない日々を送っている。

ある日、勉強をしていた「私」のもとに、1枚の紙飛行機が舞い込んでくる。そこには「星の王子さま」にまつわる物語の断片が書かれていた。続きが気になった「私」は送り主である隣の家に住む風変わりなおじいさんのもとを訪れる。おじいさんは「私」に自分は昔、飛行士で「王子さま」に会ったことがある、と語り始めて…。

そこから「私」とおじいさんの交流が始まります。おじいさんは「私」に星の王子さまの話しを聞かせてくれ、遊ぶこと、たくさん笑うこと、夢を見ることを教えてくれ、2人はいつの間にか親友になっていました。そんな2人にとある事件が起こり、物語が急展開していきます…。

『星の王子さまのその後のストーリー』の名にふさわしく、星の王子さまのストーリーをベースに物語が進んでいくところが本当に秀逸!
絵についても、原作の星の王子さまの絵を踏襲しながらも、パペットアニメを利用するなど映画として昇華されていて、原作のファンも楽しめる仕様になっています。

ワーナー・ブラザーズが本気を出したら(どの映画も本気だとは思いますが…)脚本も絵も凄すぎて、もう脱帽です!!原作の世界とアニメーションの世界が見事に合わさっていて、本当に鳥肌ものですよ!!絵だけでも見応えがありすぎます。

そして何より主人公の「私」が健気で頑張り屋さんで観てるだけで泣けてくるんです~。

『君とは遊ばないよ。まだなついてないからね…』『君とはなついたらお互いが必要となる』

大好きなおじいさんのために、そして自分自身のために立ち上がる「私」。みなさんもきっと応援したくなると思います。

娘がいたら見せたいな~(いないけど…予定もないけど…)。たぶん子どもの頃はワケがわからないだろうけど、大人になってもう一度見返してほしいと思える一作です。きっと違う風に感じるんだろうなぁ。イマドキの子どもがうらやましすぎるぜ。オススメすぎてびっくりです!

#映画 #映画評 #映画レビュー #リトルプリンス星の王子さまと私 #コラム


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