マンガ「雪花の虎」東村アキコ
言わずと知れた天才東村アキコ先生の新作です。私なんぞがイチイチ取り上げんでも面白いのはわかっとる!みんな知っとる!!でもでも、おもしろすぎてリビドーが抑えられず、書きます!!
内容は上杉謙信が『女』だったら……のみです。
※多少のネタバレありです。閲覧ご注意ください。
表紙からして、このマンガ面白いよって言ってますね。
しかし、東村先生が歴史物? 大丈夫? 歴史とか興味なさそうなのに…と思ったのですが、さすがは天才東村先生。見てください、この斬新なコマ割り!!
歴史を知りたい人は知ったらいいし、興味ない人には東村先生のおしゃべりコーナーが待っています!!
これがおもしいろいんだ。確かにマンガを読む上では、歴史的な人となりなんてそんなに知る必要もないんですよね。読めちゃうし(…と私は思っている)
私も歴史が好きですが、そういや上杉謙信って何した人だっけ?って感じですもん(無知を開き直る!すみません!!)
マンガ第1巻では、虎千代(上杉謙信の幼名。通称は虎)が生まれてから幼少期までは描かれています。女だてらに剣を振るい、戦術を考え、一刻も早く戦場に出たいと願う虎。
朝の連ドラ『あさがきた』の主人公のあさちゃんともかぶるな~。「なぜ女が算術したらダメなの? なんで女が学校行ったらダメなの? 弟は行ってるのに?」。うんうん、わかるよ、あさちゃん、兄が良くて私はダメ!と子どもの頃に親に言われて、その理由が「女の子だから」だった時は悔しいし納得できなかったな。
横道にそれてしまいましたが、虎は戦の修行のため寺に出されてしまいます。そこでは坊っちゃん育ち(嬢ちゃん育ち?)の虎には我慢できないほどの厳しい修行が待ち受けています。その修行が後の上杉謙信を形作るだろうと思われるんですが…。
さらに、そこにちょっとLOVE要素?少女マンガ要素も絡んできて……悶絶でございます。
そのあたり、さすが東村先生!
伊達政宗も登場してくるんですが、クールでエロさもあってステキなんです!!
続きが待ち遠しい1冊です。