映画『マスター』
天下のイ・ビョンホンさまと、今をときめくカン・ドンウォンさまのW主演と来たもんだ! 盆と正月が一緒に来たぞーー!!(表現がオバハン臭いが、この表現以上にピッタリくるものがないのよ)みんなー、映画館に急げ―!!
今作、品行方正な役がお似合いになられるイ・ビョンホンさまが、なんと凶悪詐欺グループのリーダー役を演じておられます。悪い雰囲気のビョンホンさまもセクシーでいい感じ。オバサマ方はノックアウトでしょう(って、表現がいちいちババ臭くなるんだけど、どうしたらいいのかしら…年のせいね)
その詐欺師を追いかける刑事役にカン・ドンウォンさまと来たもんだ。刑事役もハマっています。いいね、いいねーーー(興奮状態)ぜひ、尋問されたいものですね。こんな目で見られたい…♥
ワンネットワークという金融投資会社で多額の資金を集めていたチン会長(イ・ビョンホン)。カリスマ性、実行力、経営センスにもとんでおり、飛ぶ鳥を落とす勢いで企業は成長していく。しかし、ワンネットワークの投資話は詐欺であり、被害総額が3兆ウォンにものぼっていた。さらにチン会長たちは、儲けたお金を使って裏金をつくり、私腹を肥やしていたのである。
知能犯罪捜査班長のキム・ジェミョン(カン・ドンウォン)は、頭脳明晰・武道にも秀でている若手の敏腕刑事。機密捜査のリーダーとしてチン会長らコアメンバーを追い詰めていく。その中に、会長の側近でありワンネットワークの儲けのシステムを考えだした天才ハッカーであるパク・ジャングン(キム・ウビン)を司法取引の末、捜査班に引き入れ、ワンネットワークの詐欺の証拠を洗い出し、チン会長の逮捕を目論む捜査班。
しかし、疑り深く、勘の鋭いチン会長の目を欺くことはかなり難しく、さらにチン会長は多額の資金を使って警察内部や検察など、国家権力にも大きな力を及ぼしていたのである。
あまりネタバレしたくないのでストーリーはこのへんで。やっぱりこの手の韓流映画はおもしろい。間違いない!!
騙し騙され、誰が本当のことを言っているのか? いつ裏切られるのかわからない状況に持っていかれる。
チン会長も捜査班もどちらもずば抜けた頭脳を持つため、追い詰めても追い詰めても逃げられる。やっと出し抜いた!と思っても相手がさらに上を行っている。まさにシーソーゲームの大捕り物劇(オバハンを越えて、おばあちゃん表現になってしまった)。さらに舞台も韓国からフィリピンへと移動するなどロケーションも変わり、見ている人を惹きつけてやまない。
脚本はもちろんのこと俳優陣がすばらしい! イ・ビョンホンさまの悪の凄みや、カン・ドンウォンさまの一歩間違えれば悪の道へ行ってしまうのでは?と思うくらいの危うさを秘めた刑事ぶり♥その他のメンバーもすばらしいです。
まぁ、とにかく好きってことね。