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映画『アシュラ』

ええなぁー、韓国はええなぁー、こんな映画が定期的にやってて。しかし、日本では現在『お嬢さん』『アシュラ』『コクソン』の3本立てだぜ!しかし、これほどの作品は一気に上映せず、バラバラに上映していただきたく…。観に行くのも大変なのよ。どれも絶対見逃せないしね。というわけで、『アシュラ』と『コクソン』の2本立てで見てきました。まぁーー濃かった。。

アンナム市の刑事ドギョン(チョン・ウソン)は、街の利権を牛耳る市長ソンベ(ファン・ジョンミン)のために裏の仕事を引き受けてきた。しかし市長の逮捕に燃える検事チャイン(クァク・ドウォン)がドギョンを脅し、市長の不正の証拠を掴もうと画策。事態はドギョンを慕う刑事ソンモ(チュ・ジフン)をも巻き込み、生き残りを賭けた欲と憎悪が剥き出しの闘争へとなだれ込んでいく──(公式サイトより抜粋)

ネタバレしまーーーーす。

正直言って、もっとキテほしかった。もっともっと欲にまみれて人間のイヤったらしいところを見たかったよ。期待感が高すぎたかな。だって↑この写真見たら、アナタ、期待しちゃうよ。

まず、刑事のドギョン(チョン・ウソン)の「悪の道へ」の入って行き方。奥さんが不治の病で亡くなりかけていて、その医療費を稼ぐため……。ちょっと萎える。というか、「そんなんいらんねん」。韓国映画ってロマンティックな考えに基づいた行動が多い気がする。愛のために悪の道へ進むという感じが「微妙っ!」と思ってしまった。これはお国柄の違いなんでしょうなぁ。

そして、市長のソンベ(ファン・ジョンミン)。もっと悪いヤツかと思っていたけれど、そうでもない。想像できる範疇の悪者。まぁ、韓国の一地方都市の市長だからそんなすごいレベルの悪もできないか…と思いながらも、もっともっと悪成分が欲しかった。

最後に刑事ドギョンの弟分の刑事ソンモ(チュ・ジフン)。刑事だったがドギョンにそそのかされて市長の子分となる。そして悪にそまっていく。最初はお金に転び、だんだんと制御がきかなくなっていった感じが結構リアル。軽薄そうな感じがよく出ていた。そんなことより見て、イケメン♡とにかくスタイルが良くて顔がちっちゃい!スーツが似合う!!

途中から男同士のバトルにも騙し合いにも飽きてきて、チョン・ウソンとチュ・ジフンのカッコよさにしか目がいなかくなってきた。

師弟愛っぽい感じいいね。だからこそ、もっと兄貴分・弟分で葛藤しながら戦ってほしかったわけよ。足りない!足りない!!!もっと騙しあったりしてほしかったーーー。

こちらのウソン様も色気むんむん。痛めつけられれば痛めつけられるほど、溢れ出てくる色気。なかなかのものです♡

最後にこちら。ガラスのコップをガリガリのチョン・ウソン様。何やっても血まみれでも男前!!

とはいえ、舞台となるアンナム市の荒廃した感じや、男同士の攻防戦・カーチェイスなど、見どころはたっぷり。殴り合いの血に飢えた人にはオススメです。韓国ではこういったバイオレンス系、いわゆる韓国ノワールが飽きられているらしい。とはいえ、飽きるほど上映されてるなんてうらやましい限りである。

#映画 #映画評 #コラム #アシュラ #韓流 #015

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