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【今日の絵本】2/25は画家ルノワールの誕生日——『ぬくもり』の絵本 #013
今日は 2月25日、画家ピエール=オーギュスト・ルノワールの誕生日。
モネと並んで印象派の画家として知られる彼の作品は、やわらかな光と色彩、そして親子や子どもたちの幸せそうな姿を描いたものが多く、見ているだけで温かい気持ちになります。
特に彼が好んで描いたのは、日常の中にある幸福のひととき。母と子の触れ合い、ピクニックやお祭りでの楽しげな人々、光が降り注ぐ風景…。
そのやさしくあたたかい世界観は、絵本とも通じるものがありますよね。
そこで今日は 「ルノワールっぽい絵本」 を5冊ご紹介します。
ルノワールの絵のように 「母と子の愛情」「やさしい色彩」「自然の光」「日常の幸福」 を感じられる絵本たちです。
どの作品も、親子で読むと心がほっと温まり、日々の暮らしの中にある幸せに気づかせてくれるものばかり。ぜひ、お子さんと一緒に楽しんでみてくださいね!
母と子、家族のぬくもりを感じる絵本
ちいさなあなたへ(アリスン マギー作・ピーター レイノルズ絵)
「あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、 その いっぽん いっぽんに キスを した」ではじまるこの絵本には、母であることのすべてがつまっています。
親でいることの喜び、不安、苦しみ、つらさ、寂しさ、子どもへの思い――普遍の真実が、あたたかな絵とシンプルな言葉で語りつくされ、読む人たちの涙をさそいます。
だれもが一生の宝物にしたくなるような絵本です。
(Amazonより抜粋)
あかちゃんがわらうから(おーなり 由子)
あなたの笑顔がかあさんをつよくしてくれる・・・すべてのおかあさんに贈る、子育ての希望がつまった絵本。うまれてきたこどもたちはいう、ぼくらは生きたい、ぼくらはあいしたい、ぼくらはいっぱいあそびたい!
(Amazonより抜粋)
日常のしあわせを描いた絵本
しろいうさぎとくろいうさぎ(ガース ウィリアムズ・まつおか きょうこ訳)
白いうさぎと黒いうさぎは、毎日いっしょに遊んでいました。でも、黒いうさぎはときおり悲しそうな顔で考えこんでいます。心配になった白いうさぎがたずねると「ぼく、ねがいごとをしているんだよ」と、黒いうさぎはこたえます。黒いうさぎが願っていたのは、白いうさぎといつまでも一緒にいられることでした。それを知った白いうさぎはどうしたでしょうか? 結婚式の贈り物に選ばれることも多い、優しく柔らかな2の匹うさぎの物語。
(Amazonより抜粋)
ねずみくんのチョッキ(なかえ よしを作・上野 紀子絵)
おかあさんがあんでくれた、かわいいチョッキ。ちょっときせてよと動物のなかまたち。あらあら、チョッキがどんどんのびて・・・
(Amazonより抜粋)
色彩が美しい絵本
あさになったのでまどをあけますよ(荒井 良二)
「あさになったので まどをあけますよ」「やまは やっぱり そこに いて、きは やっぱり ここにいる。だから ぼくは ここがすき」しずかな山あいや、にぎやかな都会で。川のほとりや、海辺の町で。朝をむかえた子どもたちが、あたらしい1日のために窓をあけます。あたりまえのような、なにげない日々のくりかえし。そのの中にこそある、たしかな希望と、生きることのよろこびを描いた絵本。大気にみちた光と気配、風景の力を描く荒井良二のあらたな傑作。
(Amazonより抜粋)
まとめ
ルノワールが描いたのは、特別な世界ではなく、私たちの日常の中にある 「やさしい時間」 でした。
母と子が寄り添うひととき、陽だまりの中でくつろぐ幸せな時間、きらきらと光を浴びる風景…。
そんな「小さな幸せ」を大切にする気持ちは、絵本の世界にもたくさん詰まっています。
今日ご紹介した5冊の絵本も、ルノワールの作品と同じように 「ぬくもり」「光」「やわらかさ」 を感じられるものばかり。
忙しい毎日の中で、つい見逃してしまいそうな 「しあわせのかけら」 を、子どもと一緒に見つける時間になれば嬉しいです。
ルノワールの絵のように、ふんわりと心を包み込む絵本の世界。
今日はぜひ、親子でそんなあたたかなひとときを過ごしてみてくださいね。