おうちで箔押し!ウチハクで紙物をキラキラさせたい
お“家”でできる“箔”押し専用箔「ウチハク」。純金箔や特殊印刷の箔押し加工など、「光る」素材を各界に提案している、村田金箔が製造・販売しているアイテム。
(参照:村田金箔 会社概要)
前から気になっていた「ウチハク」を箔の日(8月9日)セールで手に入れたので、早速レビューしてみたい。
そもそも「箔押し」「ウチハク」って何?
そもそも箔押しとは、フィルムにコーティングされた色彩を、印刷対象物に熱と圧力を加えて押し付ける加工技術である。箔押しは、一般の印刷とは違い、キラキラした金属のような表現ができるのが魅力。
身近なアイテムだと、卒業証書入れやポチ袋などで、金色の文字や模様が印刷されているされているものを見たことがあるだろう。
文具の分野だと、マスキングテープやシール、レターセットなどで見られる。金や銀の箔押しはもちろん、虹色のポログラムや星屑のように輝く箔押しが入ったアイテムは、見ているだけでテンションが上がる。
専用の印刷機を使って作る箔押しが、自宅で楽しめたら……を叶えてくれる文具が「ウチハク」なのだ。
「ウチハク」のアイテム
「ウチハク」を作るには、実際に箔押しされるホイルと、箔を定着させる接着剤を使う。基本的には紙に箔押しするアイテムである。
ウチハク(ホイル)
箔押しに使う「ウチハク(ホイル)」。3cm幅×10m巻の帯状のホイルが、芯に巻かれている。後ほど詳しく説明するが、箔押ししたいサイズに合わせて切って使う。ホイル自体には粘着力がないので、使わないときはシール(写真に写っている、色名が書かれた白地のもの)を貼って保管する。
写真の他にも、さまざまなポログラムやカラーを取り扱っており、キラキラしたウチハクを眺めているだけでもテンションが上がる。
▼写真のアイテムはこちら。
ウチハクglue pen 3本セット
「ウチハク」を定着させる専用アイテムは、両面のりのステッカータイプ、液体のりなどがある。今回紹介するのはペンタイプのり「ウチハクglue pen 3本セット」だ。
書きたい太さが選べる、極細・まる・ひらの3タイプのペン先。のりを出すと水色の液体が出てきて、乾くと透明になる。
使い始めは、いらない紙にペン先を軽く数回押して、のりを出しておく。ペン先が白から水色になっていればOKだ。
▼写真のアイテムはこちら
実際に「ウチハク」を使ってみた
今回、箔押しする紙は、WORLD CRAFTの「手書きPOPカードブラック」を使った。
こちらのカードは主に100円ショップで取り扱っている。カードを触ると画用紙のように、表面がざらざら、裏面がつるつるしている。どちらも試してみたが、ウチハクとの相性がいいのは、つるつるした裏面だった。
①glue penで文字や絵をかく。今回は「まる」のglue penを使ってみた。
②glue penののりを乾かしている間に、ウチハクを使いたい大きさにハサミで切っておく。今回は「ホログラムプレーンシルバー」を使った。
④glue penが乾いたか確認する。写真はあくまで参考だが、乾く前は水色、乾くと透明になる。
黒地の紙は、glue penが乾いた後もうっすら色がつくのでわかりやすいが、白地の紙は、glue penが乾いた後は見えづらいので注意。
④glue penでかいた部分に、ウチハクを乗せる。キラキラした面が表である。
ホイルを乗せたら、指である程度おさえておくと箔が定着しやすい。このとき、爪は立てないこと。鋭角なものでこすると、glue penでかいた部分以外にも箔が乗ってしまうのだ。
⑤指の腹を使ってウチハクをこする。私は個人的に、パイロットのボールペン、フリクションの消しゴム部分を使っている。指先が荒れている人やネイルが長い人におすすめだ。
⑥ウチハクをゆっくり剥がす。
\完成!/
「ウチハク」を使って、おうちでキラキラな箔押し時間を
ロール状に巻かれたウチハクを伸ばすとき、ウチハクを紙に乗せてこするとき、ウチハクを紙からはがすとき……きらめくウチハクを眺めると、ワクワクするのだ。
おうちで気軽に箔押しができる「ウチハク」。キラキラした楽しい時間を過ごしてみたい方は、ぜひ試してみてほしい。
▼ウチハクでシーリングスタンプアレンジしてみました!
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文具マガジンやっています。文具好きの方に立ち寄ってもらえたらうれしいです。
▼ウチハクは、コラージュを組み合わせても楽しいと思うんです。ということで、「気軽に作れるコラージュアイデア」のまとめ記事をご紹介。
Instagramもやっています。ウチハクを実際に作っている様子を動画にしました。