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ダイソーのシーリングワックス炉は木製なのがポイント

100円ショップでも手に入るようになったシーリングスタンプ用品。ただ、ダイソーでは、「シーリングワックス炉」の取り扱いがなかった。

ところが、2024年9月中旬に、ダイソーにもシーリングワックス炉が入荷されたのである。しかも本体が木製なのがポイント。早速購入したのでレビューしてみたい。


ダイソーの「スプーンスタンド(シーリングワックス用)」

スプーンスタンド(シーリングワックス用)
JANコード:4550480 463643
税込220円

ダイソーのシーリングワックス炉の商品名は、「スプーンスタンド(シーリングワックス用)」。価格は税込220円。

店舗で見当たらないとき、店員さんに聞く場合は注意してほしい。在庫確認は、在庫検索アプリを使うのがおすすめ。商品検索から取り扱い店舗が距離順で確認できるのだ。

材質はゴムノキとスチールでできている。カラーは2色展開で、写真の濃いブラウンの他、アイボリーカラーのものもある。配色はダイソーの「シーリングスタンプ用スプーン」と同じなので、揃えると統一感が出る。

セリアのシーリングワックス炉との比較

左:ダイソー 右:セリア

セリアの「シーリングワックス炉」と並べてみる。サイズ感は一緒である。価格は税込110円のセリアの方が安い。注目したい違いは材質。セリアは本体がポリプロピレン製なのだ。

シーリングワックス炉は、火のついたキャンドルの上に置くアイテムなので、燃えにくさを重視して選びたい。

それぞれの発火点(燃焼を始める最低温度)は、以下になる。

ポリプロピレンの発火点は201℃
木材の発火点は250〜260℃

株式会社ミスミ.材料の発火点.MISUMI-VONA.https://jp.misumi-ec.com/tech-info/categories/plastic_mold_design/pl06/c0800.html (参照 2024-09-19)

また、シーリングワックス炉は、熱したスプーンと接するため、耐熱温度も重要。

ポリプロピレンの耐熱温度は80℃~120℃

安田精機製作所(2024).プラスチックの耐熱温度ってどれくらいなの?身近な疑問を安田精機が解説するシリーズ.https://yasuda-seiki.co.jp/yssblog/20231205/(参照 2024-09-19)

木材の場合は、溶けることなく発火するので、耐熱温度≒発火点になる)

ポリプロピレン製のシーリングワックス炉を長時間熱すると、本体が溶ける可能性もある。私も気をつけて使っていたつもりだが、スプーンの金属部分で、シーリングワックス炉を溶かしてしまった。

あらためてシーリングスタンプ作りは「火を使う」ということを意識したい

ダイソーとセリア、どちらのシーリングワックス炉を使っても良いと思う。身近に手に入るようになったからこそ、あらためてシーリングスタンプ作りは「火を使う」ということを意識したい。シーリングスタンプを作るときは、消火用の水を用意し、換気をしてほしい。

その上で、個人的にはポリプロピレン製よりも、木製であるダイソーのシーリングワックス炉がおすすめである。

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文具マガジンやっています。文具レビューが気になる方はどうぞ。

▼シーリングスタンプの作り方やアイテム紹介の記事をまとめました!

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▼Instagramでは、実際にダイソーのシーリングワックス炉を使っている様子を動画にしました!

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