ウチハクでキラキラのシーリングスタンプを作る
村田金箔が製造・販売している、お“家”でできる“箔”押し専用箔「ウチハク」。前回のnoteでは、カードなどの紙物に箔押しする様子を紹介した。
ウチハクは紙物以外にも、レジンアクセサリーやガンプラの塗装にも使えるそうだ。そこで、私はシーリングスタンプのアレンジに活用してみた。
シーリングワックスをウチハクに乗せる
ウチハクとクリアシーリングスタンプを組み合わせることで、ホログラムまたはメタリックシルバーのシーリングスタンプができる。
用意するもの
ウチハク(透明ホログラムがおすすめ)
シーリングスタンプ用クリアワックス
シーリングワックス用スタンプヘッド&ハンドル
シーリングワックス用スプーン
シーリングワックスを溶かす道具(ワックス炉&キャンドルなど)
水を入れたコップ
レジン用シリコンマット
(レジン用シリコンマットがない場合)
シーリングワックス用シリコンマット
もしくは大理石系の台マスキングテープ
レジン用シリコンマットをおすすめする理由は、ツルツルとした面に切ったウチハクが平らに固定されるため。
シーリングワックス用シリコンマットや大理石系の台に乗せた場合、切ったウチハクが丸まりやすい。熱したワックスが思わぬ方向に流れると危険なので、ウチハクをマスキングテープなどで固定してほしい。
火を使うので、万が一引火した場合のために、水を入れたコップを用意すること。また、一酸化炭素中毒を防ぐため、換気をしっかりすること。
▼基本的なシーリングスタンプの詳しい作り方はこちら
▼クリアシーリングスタンプの詳しい取り扱いやアレンジについてはこちら
作り方
①シーリングスタンプ用クリアワックスを溶かす。今回は粒タイプのシーリングワックスを使ったが、シーリングスタンプ用グルーガンでもOK。
②ワックスを溶かしている間に、ウチハクをセット。キラキラした面(もしくは色の付いた面)を下にする。通常のウチハクの使い方と逆なので注意。
また、今回使った透明ホログラムは表裏がわかりづらいアイテム。芯に巻かれた状態で、表面に出ている方を下に置く。ややこしいので注意してほしい。
③溶けたシーリングワックスをウチハクの上に素早く乗せる。
④シーリングスタンプを押して、冷めるのを待つ。
⑥シーリングスタンプを外す。
⑦シーリングスタンプをウチハクからゆっくり剥がす。
\完成!/
通常のシートとは違い、ウチハクがシーリングスタンプの形に抜けるのがよいところ。
ちなみに、シーリングスタンプの表面に出る色は、ウチハクの裏面にあたる。なので、色付きのウチハク(Special Metallic Color Foilsシリーズ等)を使っても、シーリングスタンプの表面に出るのはシルバーになる。
例:グリーンレイクのウチハクを使う
シーリングスタンプの表→シルバー(ウチハクの裏面)
シーリングスタンプの裏→グリーンレイク(ウチハクの表面)
シーリングスタンプにウチハクを乗せる
作ったシーリングスタンプに、後からウチハクを乗せてみた。マーカー着色をは違う表現ができる。コラージュ用の素材に作ってみてはいかがだろうか。
用意するもの
ウチハク(透明ホログラムがおすすめ)
シーリングスタンプ用ワックス
シーリングワックス用スタンプヘッド
(凹凸がはっきりした刻印かつ、柄が細かくないものがおすすめ)
&ハンドルシーリングワックス用スプーン
シーリングワックスを溶かす道具(ワックス炉&キャンドルなど)
シーリングワックスを垂らすマットや台
ジェルネイル用UVトップコート
UVライトまたはLEDライト
使い捨て手袋(アレルギーの発症を防ぐため)
何度か試したが、細かい刻印を拾いにくいので、透明ホログラムのウチハク、凹凸がはっきりした刻印かつ、柄が細かくないシーリングワックス用スタンプヘッドの組み合わせが成功しやすい。
硬化前(液体状)のジェルネイル用UVトップコートは、直接触れるとアレルギーの原因になるので、使い捨て手袋を着用すること。また、中毒を防ぐため、よく換気をしてほしい。
作り方
①作ったシーリングスタンプに合わせてウチハクを切る。
②使い捨て手袋をして、シーリングスタンプの刻印部分に、ジェルネイル用UVトップコートを塗る。
③シーリングスタンプにウチハクを貼り付け、指で定着させる。ウチハクはキラキラした面を上にする。通常のウチハクの使い方と同じ。
④UVライトまたはLEDライトを硬化させる。硬化時間はジェルネイル用UVトップコートの説明書に合わせる。
⑤ウチハクをシーリングスタンプから少し剥がして様子を見る。定着していない場合、ウチハクを戻して硬化時間を増やす。硬化されていない状態だと、ウチハクが剥がれてしまう他に、アレルギーの原因にもなってしまう。
\完成!/
個人的なコラージュなどの素材に使いたい場合はこれで完成。ただし、摩擦の多い環境で使いたい場合は、さらに上からジェルネイル用UVトップコートを塗って硬化させる。
あくまで、ジェルネイル用UVトップコートは接着剤ではないため、この状態ではウチハクが剥がれる可能性があるためだ。
アレンジを考えるのもまた楽しい
「ウチハク」はペンやマーカーなどとは違った表現ができるのがおもしろい。紙物はもちろん、アレンジが効くので創作意欲が沸くアイテムだ。ハンドメイドが好きな方は、せひチェックしてみてほしい。
▼今回使ったウチハクはこちら。
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文具マガジンやっています。文具好きの方に立ち寄ってもらえたらうれしいです。
▼シーリングスタンプの作り方やアレンジ方法、おすすめアイテムをまとめています。
Instagramもやっています。実際にウチハク×シーリングスタンプを使っている様子をリール動画にしています。