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“手元にいつも色鉛筆”を『アートマルチ8』が叶えてくれる
「たくさんの色鉛筆を、場所を問わずにすぐ使えるようにしたい」そんな願いを叶えてくれるのが『Art Multi8(アートマルチ8)』。絵を描く人はもちろん、文字を書くのが好きな人なら重宝するアイテム。今回購入してみたので紹介したい。
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『アートマルチ8』とは
![](https://assets.st-note.com/img/1737612106-xA1yIEBbneYzfHo0hSu5Xli7.jpg?width=1200)
『Art Multi8(アートマルチ8)』は、べんてる株式会社が2024年12月20日に発売した、ホルダー式の色鉛筆。
実は、『アートマルチ8』は、1986年に発売されたロングセラーモデル『Multi8(マルチ8)』の新シリーズ。『マルチ8』は本体の半分以上にグレーの塗装が施され、色名が印字されていた。「手帳などにサッと書き込める、かっこいい多色芯ホルダー」というイメージだ。
今回発売された『アートマルチ8』は、ボディ全体がクリアになっており、ノック部分とクリップはオフホワイトに変更した。また、内蔵されている芯も、スケッチやイラストに特化した8色がセレクトされている。
![](https://assets.st-note.com/img/1737611977-2En0ljJGZdX6OPQraoCUNM7y.jpg?width=1200)
上8色までがアートマルチ8の本体に内蔵されている
下4色がアートマルチ8セットに付属している
私は、元々『マルチ8』が気になっていたものの、長年手を出せずにいた。けれども、今回発売された『アートマルチ8』のミニマルなデザインに一目惚れ。ついに購入を決めたのだ。
『アートマルチ8』には
・本体に替芯が内蔵された、“アートマルチ8単品”
・『アートマルチ8』と替芯12色、削り器が付属した“アートマルチ8セット”
があり、私はセットの方を購入している。
『アートマルチ8』の使い方
『アートマルチ8』は、鉛筆のような専用芯を入れて使う“芯ホルダー”の多色バージョンだ。“芯ホルダー”になじみのない方は、間違いやすいところもあるので、使い方や注意点を簡単に説明してみた。
ちなみに、ノックできる部品を【キャップカバー】と書いているが、これはぺんてる公式の説明文には“後端”と表記しているため。私は、芯ホルダーでいうところの“キャップカバー”の方がわかりやすいと思ったので、そう表記している。
芯の出し方・戻し方
今回は“赤色の芯”を出してみたい。
1.出したい芯の位置(今回は赤)にクリップの穴を合わせる
![](https://assets.st-note.com/img/1737614021-FGlPS6vBpChzmTki8KuOfeUE.png?width=1200)
2.【キャップカバーを】ノックしながら芯を出す。シャープペンとは違い一気に芯が出てくるので、芯に指を添えること。3mm程度まで芯を出したらノックをやめる。
![](https://assets.st-note.com/img/1737614429-9B6FW0YVKnxHSPslZU3G2zhJ.png?width=1200)
3.【キャップカバーを】ノックしながら芯を戻す。
注意点
先ほど説明したように、ノックすると、シャープペンとは違い一気に芯が出てくるので、芯に指を添えること。本体のストッパーが色芯の上部に付いた金具に引っかかるため、色芯の落下は避けられる。しかし、長く伸びた芯が机などにぶつかると、折れてしまう可能性があるからだ。
また、下の写真のように、
1. 交換したい芯の位置(今回は赤)にクリップの穴を合わせ
2. 【キャップカバーを回し】シルバーの線(|)と
クリップ部分の■と▼のマークをそろえる
3. 本体のストッパーが外れるため、芯を交換できる。
![](https://assets.st-note.com/img/1737690415-cNIwyL04AMTF1ldimSvrnPq8.png?width=1200)
つまり、“|、■、▼”のマークがそろうと芯が抜けるので、普段は、シルバーの線(|)をずらしておくこと。
私の『アートマルチ8』の活用方法
「どこでも気軽にスケッチできる」のが『アートマルチ8』の良いところ。しかし、絵を描く人以外にも『アートマルチ8』は活用できる。ここでは実際に私の使い方を紹介したい。
1. 手帳
![](https://assets.st-note.com/img/1737612019-rMajJmiU1Syuv7I438wto6fd.jpg?width=1200)
私の場合、手帳に万年筆を使うことが多い。後から色分けしたいとき、カラーペンを重ねるとインクがにじんでしまう。『アートマルチ8』は色鉛筆なので、にじまず色を重ねられる。
2. マインドマップやアイデアスケッチ
![](https://assets.st-note.com/img/1737612034-Gf0hRtFnWUY3klToySDpKB47.jpg?width=1200)
複数の色を使いたいマインドマップやアイデアスケッチにも『アートマルチ8』はおすすめ。たくさんのペンを広げづらいカフェや共有スペースなどでも、スマートに使えるのが良いところ。
3. 塗り絵
![](https://assets.st-note.com/img/1737612072-MUX8TWBcNGrjflg3nO2iR7hy.jpg?width=1200)
私は色鉛筆60色を持っているのだが、ちょっと気晴らしに塗り絵をしたいときは、色を選ぶのが面倒なときも。『アートマルチ8』は色に限りがあるからこそ、気軽に始められる。
私は、セット購入しているので12色使えるが、今回はあえて8色縛りで塗り絵をしてみた。ちなみに、『アートマルチ8』の内蔵色には、緑とペールオレンジはないが、以下のように塗って色を作った。
・緑→黄緑+青
・ペールオレンジ→黄を薄く塗り、ピンク、橙で調整
![](https://assets.st-note.com/img/1737699100-UR5E8ZfDPF37cWosAXuqGQCp.jpg?width=1200)
少ない色数でも重ねれば、大抵の色には対応できる。とはいえ、ペールオレンジは素直に単色を使った方が色の濁りは少ない。別売りで替芯もあるので、必要に合わせて購入しても良いだろう。
マルチ8専用替芯は19種類ある(2025年1月時点)ので、空の本体があれば自由にカスタムできるのにな、と思ったりもした。
想像力と創造力は『アートマルチ8』が引き出してくれる
手帳の文字を色分けしたい、アイデアスケッチに色をつけたい……そんなとき手元に『アートマルチ8』があれば、気軽に色を加えられる。色がつくことで、そのアイデアが広がってくれるかもしれない。想像力と創造力は、手元にいつも色鉛筆を叶えてくれる『アートマルチ8』が引き出してくれるのだ。
▼今回紹介した『アートマルチ8』はこちら。本体の他に替え芯が付いたセット。
▼本体のみ欲しい方はこちら。
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![杉浦百香(もか)@ライター](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38029031/profile_63be190ee6ea54a3b3bfdef87ff6af97.png?width=600&crop=1:1,smart)