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第3話 ✴︎ストロベリィなMonday満月、根津ぷらり火曜日✴︎By 根津イーディ[3週目/June]

「”まったり日曜日”に続く!」と言いながらわたしのスケジュールは全く”まったり” してないのであって、あっと言う間に今日は日曜、week 、in ジ、エン、なのである。なのでもう今週はまとめつつ書いてみる。
よく考えてみれば先週の今日のこと”まったり日曜日”は、もはや” すり鉢土曜” に書いてしまった通り、あの「サムラくん」が律儀にお詫びに現れ、彼が「国会図書館」という、決して物書きとは縁遠くない職場で働いているということ以外には、神楽坂時代から仲良くさせていただき3月には地元滋賀にも同行してくれたデザイナーのO月さんが、7月に根津イーディで開催する、こちらは写真展の下見にいらっしゃって一緒に神楽坂まで帰った、と言うこと以外に取り立ててニュースはなかった。なので日曜は割愛。

■6月17日(月)定休日
この日、何をしていたかと言うと、すぐ下の妹と「Salvation🚀」というアメリカドラマーーこれに出てくるダリウス・タンズにわたしは心酔しているーーを一緒に1話見て、その後は満月だったので月を眺めてながら葉巻を一服していた。笑。なんか「誰June」の中のイーディのイメージってどんなだったかななんて思いながらそれっぽい写真を撮ってみる[⤴︎写真2枚目]

そしてなんと、窓を開け放したまま、月明かりの下で、そのまま眠ってしまった。笑。ある意味贅沢なストロベリィムーン🌕🍓の夜。

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■ 6月18日(火)定休日

この日、本当は家に1日居て、お店のSNS関係とか新しくインスタを立ち上げたり、書き物をしたり、そんなことをしようと思っていたのだけど、まだまだ自分のイメージを反映しきれていないお店のことが気になって、やっぱりお店に行ってしまったのである。笑。

最近のルートは南北線を使用、いつもは本駒込で降りて「ふくの湯」に入ってから歩いたり、時にタクシーで根津まで行くのであるが、この日は東大前で降りて、そこからお店に向かって歩く。守山駅という滋賀の地元の駅から家に向かうには、途中に「勝部神社」という大きな神社を抜けていくんであって、そういう土地で育ったわたしは、通学、通勤、ランニングコースに「神社⛩」が入っているのが結構落ち着く。東大前から”根津イーディ”に向かうには根津神社を通るのだけど、このコースはなかなかお気に入り。

物書きは「橋渡しの職業」と言う意味で、あの世とこの世の橋渡しをしている白狐とは縁深く、なので稲荷とも縁があるので、わたしは必ずこの稲荷の鳥居をくぐり抜けることにしている。

”祓いたまえ、清めたまえ、幸き給え” と唱えながら抜ける。同時にその瞬間にテイラースイフトの♪Shake it off が流れる。なんだか本質的に近しいコンセプトのものだなあと思うので。

わたしがいつも「沈思黙考」しながら悠久の作家たちと繋がっている「文豪の石」
しかしこの写真を「えっへん」という感じで霊能者の友人”スピリM”に送ったら、「ダメだよ!石には触るくらいにしておいて!」
と釘を刺された。
どうしてかまだ理由をちゃんと訊いていないので、鴎外さんや漱石さんやあまたの物書きさんのお知恵を拝借したいわたしは、それでも文豪の石に今日も腰掛ける。笑。(寝転ぶのは自粛中)

東大前の駅の近くの器屋さんで買った箸置き。なんだか涼しい感じが、これからの夏の訪れを予感させていいなあと。前店長が構築した「THE オーセンティッQ」な世界観をぶち壊しにしているわたしだけれど、笑、何かそれに「代わるもの」は必要だろうと考えていて。
(こういう要素はなくなってしまったけれど、でもこういう要素は加わったよなあ)って、これまでのお客様が一つずつ確認しながら時を過ごせるように、可愛らしい箸置きなんかの存在は、わりと大切だと思うのである。

そして夏の訪れといえば虫よ!
ということで・・・・

二階の窓に網戸を貼った。
DIY的な、マジックテープと網で虫を塞ぐという簡単なもの。会社に残された生存体力がかなりデッドなこの状況にとても優しい750円の網戸。笑。
真ん中に切り込みを入れ、そちらをSUCK!!笑 して開閉します。
その切り込みは窓開閉時意外は安全ピンで留めるというもう生活の知恵[アルス]フルスロットルの網戸による虫対策。

その後、自分の中で謎だらけだった、冷蔵庫のこれらのお酒ーー特に真ん中の2つーーについて、写メを北町の錬金術師、羊男サワムラに送ってみる。すぐに丁寧な返信がきた。まあ両脇はベルモットとして、右から2ばんめはシェリー酒、その隣はちょっと苦味のある赤の酒精強化ワインらしい。

そしてもはや謎しかなかったこれらのお酒たち。右は前店長の小次郎くんが漬けこんだローリエウォッカらしい。フィンランディア懐かしいな。2012年の1月にフィンランドに行った。この辺りのメモが「誰June」に反映され、その「誰June」にイーディこと”イノセンスディファイン"は登場している。

話を戻そう。右から二番目。「モカちゃん、それ、アボカドじゃないよ、アドボカート!!卵黄のリキュールだよ」笑。完全にアボカド🥑のリキュールと思って絵文字まで送ってたわ。
ミルクで割ったりするとなかなか美味しいらしい。(まだ試せていない)

STONE'Sと言うジンジャーワインはちょっと変わったポートワインみたいな感じで美味しい。これはいいな、女性たちにすすめよう。

最後に本たちの配置を少し変えたりして完了。
友人たちーー詩人・文月悠光と、作家・千早茜姫ーーの本を目立つところに飾れた。佐々木譲さんのは、ちょっと譲さんと連絡を取ってから。お楽しみに。
譲さんはレジェンドであられ名作も数々、販売には困っておられないだろうから、サインを頂いた著書を皆に貸し出したりして、佐々木譲の世界に触れてもらえたらと考えている。本当に素晴らしい作品たちなので。

最後に自分の棚に「中島桃果子の本たち」とPOPを。ふらっといらしたお客さんが、たくさん本があってこれが何を意味しているかわかりにくいのだということに気づいたので、作ってみる。

気づけば夜の22じを過ぎていて、この日は全くインカムはない日であるのだから、わたしはそそくさと電車で家路に着いたのである。

そんなストロベリィなManday満月、根津ぷらり火曜日、
どちらも定休日。つまりはマイ・プライベート日記。笑。




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中島 桃果子 / Mocako  Nakajima
長く絶版になっていたわたしのデビュー作「蝶番」と2012年の渾身作「誰かJuneを知らないか」がこの度、幻冬舎から電子出版されました!わたしの文章面白いなと思ってくれた方はぜひそちらを読んでいただけたら嬉しいの極みでございます!