白馬の王子様なんていないじゃんか
マッチングアプリ歴7年、いまだに白馬の王子様は現れません…もう嫌になる。
自分がいいなと思った人にはとことん刺さらず、自分がないなと思った相手から向けられる好意は心地よいものではない。
弁護士志望の男性に会ってきた。
プロフィールには170cmと書いてあるが、170cmの父と比べても明らかに背が低い。
「男性が全て払う」に設定していた割に1000円きっちり受け取る。
なんだろう、すごく目を見られて反応に困った。
ラインも交換した、でもなんだか気が乗らない。
鏡を見つめる。
結婚願望はないし女性として以前に人間として魅力のある女とは到底思えない。
誰かと一緒にいるメリットも感じづらい。
わたしは何故アプリを使っているのだろうか。
自分にとって刺さった相手は決まって出し惜しみしない男だったし、下心を感じないところがいいと思った。
だけど気づいてしまった。下心を感じないということは、こちらに好意がないということなのではないかということに。
自分が素敵だと思っている相手にはなんとも言えない不快な好意(下心)が見えて幻滅されているのではないかということに。
わたしは何が欲しいのだろう。
愛されるために愛さなければならないというのに愛を素直にもらうことさえできない。
愛されればいいというものではない。
自分にとって刺さる人、人間として尊敬し、一緒にいると精神的に向上心を持ち続けられるような人に愛されるにはどうすればいい?