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1番の味方は誰ですか

リアルの私には今、数名の友人しかいません。

パニック前は友人が多く、家族とも仲が良く笑いが絶えない楽しい日々でした。

ただ時々、むらさきさん(心の傷)が心を支配して、身動きがとれなくなる事があったけど、六角精児(強い私)が1人でむらさきさんをなだめて癒し守っていました。

周りの人は誰一人、六角の中にむらさきさんがいる事を知りません。
誰にも心配をかけたくないから、苦しい時も悲しい時も明るく振る舞うからです。

心の病気になった時、30年来の親友と母親にブチ切れて、罵声を浴びせて縁を切りました。

1番近くにいて私の1番の味方だと思っていた2人。

私の中のむらさきさんがおかしいと、数年前から異変を感じていて、思い切って2人に相談しました。

「ずっと側で見てきて、おかしい時がなかった?心療内科に行ってみようかなと思ってて。」

母「あんたは明朗快活で家族の中でも1番しっかりしている。どこもおかしくないよ。お母さんなんてね〜。」

親友「1度もおかしいと思った事ない。正常よ。気のせい気のせい、私なんてね〜。」

いつも頼られ寄り添うのは私ばかり。一生に一度の私の心の声にも気付いてくれなかった。
苦しみに堪えきれず、自殺未遂をした事も知らないのです。

周りの人たちに対し、何十年も我慢し続けた結果、パニックになり爆発した。2人と縁を切った事に全く後悔はない。

ただその時の私は、他の人たちも傷付けると思ったので、すべての人の前から姿を消し今に至る。

ギブギブギブギブギブギブギブ、、

持っている愛情を人々に分け与えすぎ、自分の愛情が枯渇したのだ。

昨日、むらさきさんの存在を知っている友人へ連絡した。

「私いま、ほぼ天涯孤独なんですよね。家族とも長年の友達たちとも距離置いていて。今日は猛烈に悲しくて苦しいのですが、そんな時ありますか。」

「全世界の99パーセントの人はあると思います。」
「そんな時はどうしてますか。」

「それに抵抗しないで、今自分ってこんな気持ちなんやね〜って思ってみたら?そんな自分もそうでない自分も、よしよしってしてみたらいいかもね。俯瞰して見るってやつね。」

「今、私に誰がいるだろうと思ったら誰もいなくて悲しくなりました。」

「鏡みたらおるやろ、目の前に世界一の味方が。」
「その世界一の味方が弱小で😂」

「弱小でも居てくれてるやん。生まれてからずっと居てくれてたんやないかね。」

私は涙が止まらなくなった。

「味方であり1番の理解者やしね。楽しい事かんがえよ!」

「正解^ ^」

病気をして大切に思う友人が変わった。
量より質。年月より深さ。

自分にとって本当に必要な人が明確になった。
そして1番の味方は誰なのか知ったら、自分が愛おしくなった。


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