流産後、仕事復帰のバスの中で
はじめまして。常乃木もか です。
これは、私の雑記帳です。
初回はタイトルのとおり。良くも悪くも強く心が動いた経験を忘れないように書き留めておくため、noteをはじめてみることにしました。
(こんな辛いことは、もう書かないかもだけど。)
先日、妊娠8週(初産)で流産し、2日半の有給休暇を経て仕事復帰しました。お腹にはまだ鈍痛がありますが、出血は減ってきました。人間の身体は、とても不思議です。
心はどうかというと、絶望が「澱(オリ)」となって溜まっている感覚です。基本的には日々の忙しさに流されたり、周囲に心配かけまいと気を張ったりして、普通に過ごし、時には笑うこともできています。でも、必死に大事に守っている心に何かの刺激があれば、そのに沈んで静かにしていた絶望の澱が、ぶわぁっとあがってくる。
絶望は溶け合うことのない感情なんだとはじめて知りました。
トイレに落ちた白紫の塊を見て、これが私の愛し子なのかもと思い(週数から考えればもっと小さいだろうから実際どうだったかはわかりませんが)、割り箸で便器の底から拾い出し、少し撫でて。どうしたら良いかわからず、その後トイレに流してしまったけど、そんな酷いことしなきゃ良かったと後から猛烈に後悔し、大泣きして。正直、かなりこたえました。こんな辛い経験は、もう2度としたくないなぁ。
ただ出血してただけの間は、ネット検索しては「まだ助かるのか?」と信じ続けていたけど、流石に塊を見てからは、もう望みがないんだろうと、直感的にわかった。でも、理性はそれを理解することを拒んで、シュレディンガーよろしく「産科に行くまでは妊娠中だ」と思ってみたり。虚しいばかりですよね。
命って、当たり前だと思ってた。わたし浮かれてたんだなぁ。
これに尽きる。
1週間経った今、可愛い赤ちゃんを見ると、まだ少し辛い。でも、赤ちゃんもお母さんもお父さんも、誰も悪くないからね。誰も、わたしも、悪くない。
わたしドリカム大好きなんですけど、この1週間は「朝がまた来る」ばっかり聞いてました。
こんど、水子供養に行く予定です。たった8週間の母だけど、私を許してくれるなら、どうかまた戻ってきてほしいと、ただ切に願います。
「思いよ 逝きなさいー」
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