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助手席に対する文化の違い
オーストラリアに来てから色んな文化の違いを体験してきた。でも大体が予想ができる、今まで聞いたことがあるような話。日本人は目を合わさない、挨拶の場ではハグやキスなどの触れ合いはしない、あまり己の意見を主張しないなど。
しかし一つだけ今まで想像もつかなかった事があった。
それが助手席問題だ。
ある日、友人が日本人への疑問についてメッセージをくれた。
![](https://assets.st-note.com/img/1734833672-3EBdSLZFAbl9a6eu0Kv2U5In.jpg?width=1200)
彼女はインドネシア人の女の子。
仕事帰りに、同僚の日本人男性を自宅に送ることになった際、彼は後部座席に乗っていたとの事。
日本人からしてみれば、特に何の違和感もない話だ。
彼女の受け取り方はこうだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1734834178-LRMIc2p5P1BFTH9johndG3Qz.jpg?width=1200)
この考え方を初めて知った時は、私もびっくりした。
車を相乗りする際に、助手席を避けるのは日本人特有のパーソナルスペースの取り方なのだと学んだ。
実際、私自身も同じような状況の時、後部座席を選んでいた。特に、運転手が異性であれば迷わず後部座席だ。
その助主席を避ける理由として大きく4つ。
①顔見知り程度の運転手との距離が近くて居心地が悪い。
②積極的な会話を避けたい
③助主席は、親密な関係である人物のための席である。
④ロマンスの勘違いは絶対的に避けたい
日本人同士であれば、暗黙の了解と察する能力で状況を汲み取れるはず。
しかし、日本の外でこの行動は失礼に値するなんて衝撃だった。
タクシーの運転手のように感じるなんて…
しかし、実際仕事帰りに無償で送っていく行為はもはやタクシーと変わりないと思うが。
まず状況として、日本では通勤で相乗りする事などほとんどない。
オーストラリアでは移民が多く、まず大人でも免許を持っていない人も割りかしいる。また、ワーキングホリデーで滞在期間に制限がある人々は、車を所持していない選択をする人も多い。個人間で車の売買は普通で、ほとんど故障に近い車を知らずに購入しすぐ故障、故に通勤に相乗りせざるをえないこともある。また、オーストラリアの中古車の年式は20年前だったり、走行距離20万近かったり、日本と比べ物にならないくらい古い。(よね?)
これらの関連因子が重なり、相乗りの状況は多発する。
海外で誰かの車で送ってもらうときは迷わず助主席に乗ろう。