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瓦割りカワラナ5周年。

あっという間に時間は過ぎ去る。
瓦割りカワラナを始めてから5周年。そして6年目に突入した。

「あの日の事を昨日のことのように覚えてる」みたいな表現が一般的だけれど、瓦割りカワラナを始めた5年前のことは勿論覚えてるいるけど、全然過去の記憶だ。10年前のことと言われればそんなものかという気がするし、5年前のことと言われればやはりそんなものかと思う。
なんだか不思議な感覚だ。

それでもこの5年間振り返ってみると、その年その年ごとのドラマがあって、なんだかそれなりに遠くまで来たものだなと感じ入るところがある。

1年目。(2017年度)

右も左もサービス業のいろはも分からないまま、瓦割り体験サービスをスタート。結構手探りであれこれを進めた感覚。
会社員の副業としてやっていたので、平日は会社員、土日は瓦割り屋と住み分けて二足の草鞋を履いている生活だった。

ノーマーケティング、ノープロモーションで商売を始めたので、どんな感じでお客さんが来るんだろうと見守るつもりでいた4月。このネット社会、どこからか情報を仕入れてくる人もいるものもいるし、たまたま見掛けた人で立ち寄る人もいる。全くお客さんがいないということはなかった。すごい。

営業を開始して1ヶ月くらい経つ5月、やっぱり何らかのプロモーションがあるといいなと思い、仲間のウェブメディアと地元の浅草経済新聞(WEB)に紹介してもらった。

こういったウェブメディアのリーチ力は強く、そのおかげで数珠繋ぎに毎月取材やらTV撮影やらが舞い込むようになった。こういう風にメディアって作られているのか。新鮮だった。

毎月のようにメディアからの案件が入ってくるようになり面白がっていたら、8月に女子プロの子がTwitterでつぶやいた「浅草の瓦割り屋はその辺の海よりも映える」みたいな一言が大いにバズった。
「民夫さんのお店、バズってますよ」と後輩が教えてくれて、「へー、バズるってこういう感じなんだ」と思った。

で、1年目の終わりに当たる確か2月の撮影で石原さとみさんCMの案件が届く。1年目で石原さとみさんまでたどり着けるとは・・・。


2年目。(2018年度)

石原さとみさんCMは東京メトロのもの。4~6月の3ヶ月間、東京メトロの各路線の車内液晶モニターとTVCMで放送された。脅威の3ヶ月間露出。
このCMで少しだけ登場させてもらっていたりもする。

当時、会社は浅草~銀座まで銀座線を使っていたので、かなり頻繁にこのCMを見た。変な感覚。ある時大型のモニターがずらりと並ぶ駅で一斉に自分が映ったシーンを表示しているところに出くわしたことがあって、思わず息をのんだ。ここまで露出するか。
昔馴染みが連絡くれたりして面白かった。

4月はそよ風くらいな影響の来客状況だったけど、GWに突入するあたりから爆発的にお客さんが増え、てんてこ舞いの忙しさになった。10時~17時の営業時間でやっていたものの、9時半には店の前にお客さんが集まりだし、19時くらいまでお客さん対応が続く……。
この時が一番忙しかった。話題になるということはこういうことなのか。

その後、徐々に落ち着いていって普通に営業できるようになった。

あと2年目の思い出は11月に「モヤさま」の撮影が来てくれたこと。
サービスをスタートした時に「モヤさま」が来てくれたらいいなぁみたいなことをさまぁ~ずファンの嫁と話していて、それが2年目に実現した。これは良かったな。


3年目。(2019年度)

3年目は実はこれといった思い出があまりない。
いろいろメディアにも出させていただいて、芸能人の方にも来ていただいてという感じだったものの……。

過去のメディア露出一覧を眺めてみたら、一番テンションが上がったのは「櫻井・有吉のTHE夜会」のスタジオ収録に呼んでもらったことを思い出した。

「ジョジョの奇妙な冒険」と「猿岩石のユーラシア大陸横断ヒッチハイク」がなかったら、高校時代からバックパッカーになることはなかったと思っている。その恩人に会える日が来るとは。

番組収録だったので本人と会話することはままならず終えたものの嬉しかった。
あと、櫻井くんは高校の2個下の後輩なので、学校で見掛けたことは何度かあった。それが、ここまでビッグになってるのはすごいなと思った。

あとあと、石原さとみバブルは弾けることが分かっていたので、同じ場所で平日に「居合抜刀カタナバ」という居合抜刀体験ができるサービスを英語も話せる剣士 松本さんと共同サービスとして6月から開始した。

「カワラナ」と「カタナバ」、瓦割り・居合それぞれの英訳を「KAWARA SMASH」「KATANA SLASH」としている。こういう語感を大事にネーミングを考えるのが本当に好きだ。

……そして2月。コロナがやってくる。浅草がゴーストタウン化。2月3月はお客さんが激減。これはどうなってしまうんだろうと冷静に考えた。


4年目。(2020年度)

コロナがどういうものなのか見当が付かないものだったため、行政の方針には従うということを最初に決めた。で、4月・5月は休業とした。
6月から営業再開したものの、この状況下でお客さんが大挙してやってくるということはない。外人も観光客も修学旅行生もいない浅草。

2020年度と2021年度はじっくり我慢する年として、今後何をやって暮らしていくかを考えることにした。
ま、そうは言っても心のざわざわは絶えずあった。

4年目の年に印象深かったのはYoutuberの皆さんが面白がって使ってくれたこと。1~3年目の時はそこまでYoutuberには活用されていなかったものの、本当にビッグネームの皆さんが来てくれた。

・朝倉未来さん
・フィッシャーズの皆さん
・サワヤンのお二人
・那須川天心さん
・きょんくまさん
・サイヤマングレートさん
・ぷろたんさん
・芳賀セブンさん
・渡嘉敷勝男さん
・竹原慎二さん
・畑山隆則さん
・小比類巻貴之さん
・木村フィリップミノルさん
・肉チョモランマさん
・福地勇人さん
・亀田史郎さん
・ジェニーさん
・カイトさん

などなど。

なかなかしんどい1年だったけれど、Youtuberの皆さんに助けられたことのは間違いない。本当に感謝。

5年目。(2021年度)

引き続きコロナ。
外人のいない浅草。
この年も引き続きYoutuberさんに助けられた思いが強い。

・朝倉海さん
・坂口拓さん
・石井東吾さん
・ガーリィレコードチャンネルの皆さん
・魔裟斗さん
・武蔵さん
・矢地祐介さん
・ポケるんTVの皆さん
・将軍TVの皆さん
・ブリッヒー!の皆さん
・京口紘人さん
・竹原慎二さん
・ゆたぼんさん
・ぶちかましの皆さん
・よさこいバンキッシュの皆さん
・川畑要さん


そして6年目。(2022年度)

こうして振り返ってみると各年にそれぞれのドラマがあったのだなぁと懐かしく思い出す。うちのスタッフや手伝ってくれた仲間たちの顔も思い浮かぶ。お客さんにも仲間にもメディアの皆さんにも本当に感謝してもしきれない。よくみんな面白がってもらって有難い。

丸5年を経過して6年目に突入したわけだけど、5年のうちの2年はコロナで這いつくばりながらなんとかやっていた感じ。ゆとりはない。
そしてまだコロナ明けを迎えていない6年目だ。

2020年度と2021年度の2年間は大人しく過ごそうと決めて、大人しく過ごした。お客さんの数も大人しくなってしまったけれど。

そして2年が経過した。
そろそろ、いろいろと動いていきたい気持ちがうずうずし始めている。

「瓦割りカワラナ」も
「居合抜刀カタナバ」も
「シェアスペース ハコバナ」も
「やりたいことカタログ」も
「Colorful Life Design」も
「サシメシ50」も
「Weekly Retouch」も
そして「合同会社フフフ」も。

自分の大好きな言葉に「試すことに失敗はない(Experiments never fails)」というものがある。この2年は全然試すことができていない。

これからグイグイと勢いを増すために、各プロジェクトであれこれいろんなことを試していこうと思う。打席に立たない限りはヒットも生まれない。

合同会社ハハハは「楽しく暮らす人を増やす」がテーマだし、新しく作った合同会社フフフの方は「健康に暮らす人を増やす」がテーマだ。

指をくわえて待っていても、「楽しい」も「健康」も増えない。

それぞれのプロジェクトでやりたいことがあるので、それらをある種の実験的に動かす元気なハハハ・フフフ並びに自分でありたい。動かすことが自分の元気につながる。

6年目の「瓦割りカワラナ」、並びに合同会社ハハハ・合同会社フフフ、
ご愛顧のほどよろしくお願いします!

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