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END RACISMについて思うこと

F1世界選手権を僕は自宅で観戦する事が多いのだけどその中で今年は特にEND RACISMという言葉をよく見る.

人種差別を終わらせようと訳される事もあるこの言葉,その為にどんな行動を起こすのか,日本で暮らしているとイメージが付きにくい感覚がある.過去に目を向ければ日本でも明治維新の折にアイヌ民族に対して強制的な同化政策を行ったのも事実だと思う.もちろん時代が変化し,世界のあらゆる場所で血と肌の混ざり合いが進んでいくことを憂いるものではない.
最近ではアイヌ文化の継承の機運が高まり,文化として保護されている面もあると思うが,多くの日本人が関心のある事かと考えると疑問符がつくと思う.
例としてアイヌの話を出したが,他にももちろん琉球王朝や大戦中の朝鮮半島,中国大陸,南洋諸島など多くの当事者ではないが他人事ではない事実が日本で暮らす人には存在する.

ちょっと話が逸れたが,結局のところ世界は黒人か白人かなんてものではないと思う.Black Lives MatterもまたEND RACISMの一部であり,それが全てではないのもまた事実だと思う.そもそも外人や外国人という呼び方だって大和民族に近い存在とそうでない存在と明確に分けている言葉だ.日本語を母語とし日本語で日常生活を行う一員である僕がまず行動できることは,日本とは異なる国にルーツを持つ人に対して外国人や外人という言葉を無理やり当てはめることをやめる事だと思う.

個性や文化を殺す事なく政治的正しさ,いわゆるポリティカルコレクトを行い,目の前にいる人を不快にさせない事,ここからEND RACISMは始まると思う.慣れないうちは難しいかもしれないが,世界をもっと暮らしやすいものにする為にまずは隣人に不快な思いをさせないことからはじめよう.DiverCityを尊重してracismを終わらせるために.

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