変わるものと変わらないもの
電車に乗る人は多い.そして電車の中での過ごし方は人それぞれだと思う.ちょっと周りを見渡してみるだけでも,本を読んでいる人,スマートフォンを操作している人,眠っている人,時間帯によってはおしゃべりなんかも聞こえて来る.僕は電車でひとり移動する時は決まって外を眺めている.もちろん本を読むときもあるけれど,昼間ならば圧倒的に外を見ている事が多い.
外を見ていると,見知った街でも工事をしていたり,線路脇の学校や企業が何周年になりました.と言うお知らせや,広告も多く目に入る.日頃変わらないように見える街も実は変わり続けているんだと実感することができるし,考えが良くまとまる.アイデアが出やすい時でもあると思う.
さて,そんな変わらないようで変わり続けている街に生きている僕らは日々変わっているのだろうか,なんてことをふと思う.コロナ渦によって人の動きは否応なく減り,少しずつ戻りつつあるけれどコロナ以前とは全く違う.
冷房の効きが悪くなるからと全く窓を開けなかった車内は過去のものとなり,夏になるにつれて減っていくはずのマスク姿の人はむしろ増えている.普段よりも間隔を開けて席についてる感覚もある.
確かに僕を取り巻く環境はここ数ヶ月で大きく変わった.でも僕自身はどうだろうか.明日は明日の風が吹くとは言うけれど,その風をどう受けるかは自分次第なんだと思う.変わらないものを変わらずに好きでいる為には自分自身の変化が必要だったりするのかもしれない.いつもと同じ時間に電車に乗り,いつもの職場へ向かう.車やスマートフォンにもモデルチェンジがあり,性能やファッション性が日々変化している.であるのならば,使う僕自身も性能が変化し,よりファッショナブルに変化していく事も必要なのかもしれないなと思う.
読み返してみて纏まってるようでとっ散らかった文章な気がしないでもないけれど,電車の中で思った事をそのまま書き留めてみた.