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MOBIOが企業と大学・高専を橋渡しします!

クリエイション・コア東大阪 南館2階に「MOBIO産学連携オフィス」がある。相談を受け付けることはもちろん、面談などのサポート、さらにコ・ワーキングスペースも完備。どのような支援をしているのか、コーディネーターに伺いました。

コーディネーターU
まじめで仕事一筋のUさん。 始業の1時間以上前には出社し、夜9時には就寝。 産学連携担当のコーディネーターとしての絶大なる信頼は、Uさんの規則正しい生活とその人柄のなせる技です。

企業からはどのような相談が寄せられますか?

Uさん(以下U):
自社の技術を製品化したいとか、新技術を開発したいとか、いろいろですね。多くはこれまで磨き上げてきた技術面の課題を解決するための突破口を探される企業が多いようです。
アイデアはあるけれど、製品化にあたっての技術的な壁に直面し、大学・高専の知見を得て、実現可能なら共同で開発したいという相談が寄せられます。

企業と大学・高専の間にあって、どのような役目をされているのですか?

U:
企業から相談や依頼があれば、専門的な内容や用語をわかりやすくリライトし、依頼書として大学・高専の担当部署へ提出します。
私どもは関西圏を中心とした大学・高専にネットワークがあり、案件によっては機関を絞り込んで依頼することもあります。
大学側から手が上がれば面談のセッティングを行い、当日も同席してサポートを行いますが、私どもがタッチするのはほぼそこまで。
後は企業と大学・高専とで進めていただきます。
もちろん途中で相談があればできる範囲でお応えしています。

とはいえ、産学連携って敷居が高いように思うのですが。

U:
そのようなイメージを抱かれる企業は少なくありません。そこで私どもコーディネーターの出番になる訳です。小さな民間企業なんか相手にしてくれないだろうとか、いいように振り回されて終わるんじゃないかと二の足を踏まれる企業もありますが、まったくそんなことはありません。

大学・高専にも聞く耳はあるということですか?

U:
はい。
それどころか大学・高専だって企業からの相談や依頼を求めています。
ある意味、教授や先生方もご自身の研究室の経営者であり、いろいろなアイデアが欲しいのです。
企業からの相談や依頼が研究課題の突破口になることだってあるのですから。

本当ですか?

U:
大学教授や先生方もイヤイヤ対応する訳ではありません。
まして工学や化学などの分野では、民間の一般企業出身の教授や先生方も増えています。
権威的ではなく、ビジネスセンスを併せ持つ方も多いです。
あまり勝手なイメージを抱かないほうがいいようです。

メリットはどこにありますか?

U:
相談が無料であることです。
はじめから無理だと決めつけないで、無料だったら相談してみるかという軽い気持ちで十分です。
球も投げなければどのように転ぶかわかりません。
それに私どもMOBIOと大学・高専は秘密保持に関わる誓約書を交わしています。

勝手に決めつけないで、無料なんだから相談だけはしてみようと。

U:
はい。
壁に直面されている企業は手元しか見えていない場合が多いようなんです。大学・高専に相談するということは高い視座、広い視野からその課題を検証するということ。
少し離れたところにいる人のほうが思わぬ価値を見いだすことはよくあることです。

今の私の目標は、企業からの相談件数を増やすこと。
今のところ、相談から契約成立までの確率はそう高くありませんが、数が増えれば率もあがり、成功事例が増えればもっと活用していただけるはずです。
そのために、クリエイション・コア東大阪 南館2階に「MOBIO産学連携オフィス」もオープンしました。
大学・高専が取り組んでいる研究テーマをもとにした参加無料のセミナーも開催しています。
イメージに惑わされず、もっと身近に感じていただければうれしいです。
ぜひ、MOBIOにご相談ください。

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