【MOOV,seleciton：Change&Challenge】ここにヒントが！決して今に満足しない、ものづくり企業の飽くなき挑戦。
※この記事は、2013年9月30日に発行された内容です。
■厨房現場のニーズに応え、多彩なIH対応機器を生み出す技術
株式会社オーシン（東大阪市川田2-5-25）
【事業内容】ワークシューズ事業、厨房機器事業、アルミ事業
【従業員数】15名
弊社の事業は、ワークシューズ事業、厨房機器事業、アルミ加工事業の3事業。
中でも私が2009年に社長に就任して以来、「変革と挑戦」のテ＿マと位置づけてきたのが、業務用IH対応厨房機器の強化です。
土鍋をIHで発熱させる方法はいくつかあリますが、最も安定的でトラブルが少ないのは、土の器と熱膨張率が
等しいカーボンを鍋底に接着する方式です。
カーボンは加工しやすいので、お皿や石鍋、麺鉢など、さまざまな飲食業態用のIH対応加熱器を創作することができます。
弊社はこのカーボン方式で業務用旧対応土鍋のほか、パスタプレート、軽量ステーキ皿、つけ麺鉢、溶岩焼プレート、ビビンバ石鍋などの加熱器を開発し、多様な外食チェーン店に納入しています。
業務用厨房のニッチな市場ですが弊社にしかない技術を武器に、今後も事業を拡大していくつもりです。
■資格検定制度を活用して、社員の能力と意欲をアップ
株式会社岡本製作所（東大阪市玉串町東3丁目5番18号）
【事業内容】切削加工による真鍮・ステンレス製精密部品（ガス器具・水栓器具部品、
自動車部品、精密 機器部品等）の製造
【従業員数】100名
弊社は、切削加工による真鍮・ステンレス製精密部品の製造を行っています。
設備面では、ロボットを組み合わせたNC複合旋盤による24時間無人生産体制や、6軸自動盤のフル活用など、生産性向上のために積極的な投資を行なってきました。
こうした技術力と並ぶ弊社のもうひとつの強みが「品質力」です。
品質力を高めるには、設備以上に従業員個々の管理能力が問われます。
そこで10年以上前から社員に奨励してきたのが、QC検定と技能検定の受験です。
QC検定に必要な知識を身に付けると、製造現場から製品検査に至るまで、実践に役立つ能力が高まります。
今では検定合格者は、全従業員100名のうち20％を超えるまでになりました。
こうした検定制度を活用した「変革と挑戦」は、社員の能力開発と仕事に対する意欲の向上という成果となって着実に現れています。
■編集後記
今号で取材した市民工房ファブラボ（FABLAB）は、ものづくりの楽しさを生活者の手に取り戻そうとする世界
規模のムーブメント。
プロセスと情報を共有することで、私たちは欲しいモノを手に入れるだけでなく、モノの目利きになることができる。
ライフスタイルの新しい風を久々に感じた取材でした。（山蔭）
■スタッフ
企画・編集
株式会社ショーエイベストコーポレーション
編集長
山蔭ヒラク（ショーエイベスト）
ライター
工藤拓路（ショーエイベスト）
金井直子（ショーエイベスト）
写真
岩西信二（JPS）
アートディレクター
高谷朋世（キューブデザイン）
印刷
昭英印刷株式会社
■発行
MOBIO（ものづくりビジネスセンター大阪）
大阪府商工労慟部商工振興室ものづくり支援課
〒577-0011 東大阪市荒本北1丁目4番17号（クリエイション・コア東大阪内）
【TEL】06-6748-1011 【FAX】06-6745-2362
2013年9月30日発行
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