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産学連携の相談・対応事例<大創株式会社>
MOBIOでは、技術的な課題を持つ企業が、大学・高専の持つ研究成果や知見、相談機能を広く活用し解決できるように支援しています。
数ある相談のうち、産学連携の相談事例をご紹介します!
■相談企業
![](https://assets.st-note.com/img/1734428347-JidgasOZ047GoQzHtyv1U8rE.jpg)
大創株式会社(大東市大東町10-10)
【事業内容】紙器・段ボール箱用抜型製作と関連資材の開発・販売
■相談の概要
【テーマ】
自社開発ソフトのクラウドアプリ化
【現状】
顧客向けに自社開発したパッケージ設計支援ソフト「SAKURA」を販売しているが、開発当初から携わっている自社の技術者1名で更新や保守を担当している。
【課題】
クラウドアプリ化や直感的に操作できるユーザーインターフェースへの改良といったアップデートを行いたいが、自社の技術者だけでは対応ができない。
また、開発にあたって、これまで蓄積してきたパッケージ設計のノウハウを活かすとともに、開発後の保守等を自社で行えるようにするため、自社の技術者を開発チームに参加させたいと考えているが、こういった条件を受け入れてくれるソフトウェア開発企業が見つからない。
【依頼】
パッケージ設計支援ソフト「SAKURA」のアップデートに伴う開発を大学・高専と共同で行いたい。
■MOBIOの対応
相談内容を詳しくヒアリング/ブラッシュアップした後、連携大学・高専に相談を送信。
3大学等から面談の申し出があり、MOBIOの担当者も同行して面談を実施。
■結果
京都工芸繊維大学と契約締結(受託研究)。
自社の技術者も参加して共同開発することを想定していたが、大学側と調整した結果、基本的な開発は大学が行い、自社の技術者は大学より依頼があった際に情報提供をするといった関わり方の受託研究契約となった。
開発中は、適宜大学を訪問し、開発チームとディスカッション形式で情報共有等をおこなった。
1年の開発期間を経て、クラウドアプリ版SAKURAをリリース。
![](https://assets.st-note.com/img/1734429248-pmCvWzAKVDNrd4Eh6P1uaQLX.png?width=1200)
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■相談企業からのコメント
初めて大学とへ受託研究という形で自社の課題をお願いすることができましたが、一般企業に依頼するのとは勝手が違い、戸惑うこともありました。
成果物は学生が開発に携わったということもあり、操作しやすいユーザーインターフェースデザインに仕上がりました。
また、わかりやすく広く使われているプログラミング言語を主に構築してくれたので、SAKURAだけではなく、今後、様々な開発で使えそうだと感じています。