【MOOV,support&service】ものづくり企業にとって役に立つ、公的支援機関やサービスを紹介。
※この記事は、2013年9月30日に発行された内容です。
ものづくり企業にとって役に立つ、公的支援機関やサービスを紹介。
必要な情報収集や企業間のネットワークづくりに活用ください。
13：門真市中小企業サポートセンター
■門真市の企業情報を集約し、個々の課題解決やビジネスマッチングを支援！
門真市の「産業振興」という課題に取り組むことを目的に、ものづくり企業の相談窓口として2012年10月1日に開設された。
センター長の佐藤 伸吾氏は「市内ものづくり企業の約600社のほぼすべてを訪問しました。今後は各企業の課題を尋ねて解決策を探りたい。相談に来られる企業も増え、企業OBや中小企業診断士などの専門家が、経営や販路開拓といった課題ごとにアドバイスを行っています。国の「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」で1次16件（採択率約6割）、2次17件（採択率約9割）が採択されるなど支援の実績も残しました」と話す。
市としては、市内のものづくり企業が集まる「門真市ものづくり企業ネットワーク」と連携して、企業間ビジネスの強化を図る上での中核的な役割も期待する。
同氏は「市制50周年を記念した“門真市ものづくり企業展”で行ったビジネス交流会のような仕事を生む企業
間のネットワークづくりにも積極的に関わリたい。また、工場跡地を利用しだ“LEDによる植物工場創設”など、大きなビジョンを掲げて企業を集約すれば地域発展の起爆剤になるはず。“メイドイン門真”になり得るものを見つけたい」と意気込む。
＜access＞
京阪本線または大阪モノレール 「門真市駅」下車 徒歩約4分（門真市立図書館の西隣）
＜information＞
門真市中小企業サポートセンター（門真市新橋町3-4-103）
14：豊中商工会議所
■アメリカ国内の販路開拓支援事業が始動！多様な要望には“プロデュースカ”で対応。
7月に豊中商工会議所が幹事会議所となりアメリカ国内の販路開拓支援事業を立ち上げた。
日本の中小企業の商品や技術を英訳し動画を製作して動画集約配信サイトヘ掲載、3か月に1度「アメリカの企業向けのプレゼンテーション」を現地で行う機会も提供し販路拡大を強力にサポートする。
関西13会議所等と、現地の商工会議所2か所も提携している。
同所の吉田 哲平氏は「公共事業が増加するアメリカでは技術を持つ事業者が足りない。現地の日系企業約2700社は全社黒字のデータもある。7月から始めたセミナーでアメリカ進出の魅力を解説したところ数社が検討中です」と語る。
また、「おおさか地域創造ファンド」の資金を活用し、能勢など自然豊かな地域でのこだわりの野菜づくりを通して農家と飲食店をつなぐ農商連携の事業なども積極的に支援している。
同氏は「多様な要望にピンポイントで応える“プロデュース力”を意識した活動の成果が、市内だけでなく市外からも会員増加という形で現れ始めました」と今後の成長に自信と期待を込める。
＜access＞
＜information＞
豊中商工会議所（大阪府豊中市岡町北1-1-2）
■編集後記
今号で取材した市民工房ファブラボ（FABLAB）は、ものづくりの楽しさを生活者の手に取り戻そうとする世界
規模のムーブメント。
プロセスと情報を共有することで、私たちは欲しいモノを手に入れるだけでなく、モノの目利きになることができる。
ライフスタイルの新しい風を久々に感じた取材でした。（山蔭）
■スタッフ
企画・編集
株式会社ショーエイベストコーポレーション
編集長
山蔭ヒラク（ショーエイベスト）
ライター
工藤拓路（ショーエイベスト）
金井直子（ショーエイベスト）
写真
岩西信二（JPS）
アートディレクター
高谷朋世（キューブデザイン）
印刷
昭英印刷株式会社
■発行
MOBIO（ものづくりビジネスセンター大阪）
大阪府商工労慟部商工振興室ものづくり支援課
〒577-0011 東大阪市荒本北1丁目4番17号（クリエイション・コア東大阪内）
【TEL】06-6748-1011 【FAX】06-6745-2362
2013年9月30日発行
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