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プレゼンのゴール

ちょっと文章を書きたくなって、久しぶりにnoteにログインしてみたらnoteを始めて7周年記念バッチを頂きました。

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にもかかわらず、これが初の記事ということでこれからも皆さんよろしくおねがいします。

君は誰?

さて、私の肩書は「エバンジェリスト」です。クラウドベースのコミュニケーションプラットフォームの「Twilio」というサービスを色々な人に知ってもらうのがロールです。
(すでにわからない単語ばかりでうんざりしているそこのあなた。ごめんなさい。ここまでの話は忘れても試験には出ないので大丈夫です。)

で、エバンジェリストという仕事をしていると、人前で話す、最近はカメラ前で話す機会が多いんです。お客さんや社内のミーティングではなく、いわゆるプレゼンテーションです。
みなさんも少なからず、プレゼンをする機会ってあると思うのですが、今日は僕がプレゼンするときのヒントをちょっとだけお話します。

プレゼンの目的とゴール

プレゼンには様々な目的がありますが、僕はあえて目的ではなくゴールで考えています。

目的とゴールって違うの?

わかりやすくいうと、話し手の立場でみたのが目的で、聞き手の立場からみたのがゴールです。
たとえば、ある商品のプレゼンテーションをする場合、プレゼンの目的は「自社の製品を知ってもらう」になりますが、ゴールで考えると「購入してもらう」になります。
すなわち、プレゼンのゴールとは聞き手にしてもらいたい行動なのです。

ゴールを意識したプレゼン

ゴールを意識したプレゼンでいうと、テレビショッピングなどはとても参考になります。商品の利点は前半でしっかりと伝えつつ、最後には購入という行動を促す仕掛け(電話番号の執拗な露出、キャンペーン価格の提示、急がないとなくなるよという危機感の煽り)で終わるようになっています。
物販を伴わないプレゼンであれば、たとえば口コミをしたくなるとか、資料を取り寄せるとか、なんらかのゴールがあるはずです。
そう考えると、プレゼンと連動したLP(専用のWebサイト)への誘導や、特別クーポンの配布なども効果的です。

点ではなく線で考える

イベントなどでのプレゼンテーションでは、最初からそのプレゼンを聞きに来た人だけでなく、たまたま聞いている人も少なくありません。マーケティング視点で新規のリードを取るには、むしろ後者を狙うこともあります。
そう考えると、プレゼン自体はユーザーとの接点なのですが、これを点ではなく線として考える。すなわち、次のアクションを別の点として用意することが重要です。前述のLPやクーポンなども点になりますし、オフラインイベントなどでは展示ブースとの連携施策などを用意するのもよいでしょう。

後追いメールは効果的?

最近のイベントでは参加者情報の取得は当たり前で、イベント終了後にはガンガンメールが届きます。これは企業側からすると、点を線につなげる施策なのですが、正直いってこの線はほとんどつながらないですし、企業側もそれを承知で行っています(ゼロではないのでやる価値はある)。
ところが、ユーザー側から線を引くケースでは、当然ですがユーザーの関心度が高いために、その先に進む確率は高くなります。
なので、同じ線でもユーザーに引かせる線のほうがより重要になります。

プレゼンテーションのKGI(重要目標達成指標)

プレゼンのKGIとして参加者数や申込者数を設定することがありますが、これらはKGIというよりKPIと考えられます。すなわち、ゴールにたどり着くまでの過程の数値です。
前述したように、ゴールを意識した施策(サイトへのアクセス、クーポン利用など)をKGIにして考えることで、話し手のモチベーションも変わってくるし、話す内容も変わってくるはずです。
プレゼンでのストーリーの作り方については、また別の機会に譲るとして、最終的なゴールを意識したストーリー立てや、時間配分、スライドの作成など、色々と見直すところも多いのではないでしょうか。

まとめ

僕も色々な方のプレゼンを拝見しますし、実際に自分のプレゼンでもそうですが、ゴールを意識したプレゼンはなかなか出会えません。
プレゼンテーションは場数が重要というのは間違いないのですが、ただ単に場数をこなせばよいのではなく、意識の持ち方やテクニックを色々と試しながら実践していくのが良いと思います。
ぜひこの機会に、次回のプレゼン資料をもう一度見直してみてはいかがでしょう。


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