見出し画像

母としてほんの少しの成長

怒りや悲しみを受け止めることができなくて

三男のおはなしです。

四兄弟の三番目は小さな頃から育てにくく
私も怒って喧嘩ばかりでした。
男の子四人の兄弟は鉄砲玉のようで収拾がつかず
私は自分をコントロールすることで精一杯だったし
良い母親ではなかったと思います。

現在は 三男は遠方の学校に行き 離れて暮らしています。
こだわりが強く とらわれやすい性格で
いつも人や物事の悪いところばかりに目がいくので
毎日泣き言や文句ばかり言っていました。

私はいつも子供に対して 間違った考えを正そうとして
自分の考えを諭すように強く主張する親だったので
争いは激しくなるばかり。 
怒りと孤独に病んでいく息子との関係に 限界を感じていました。

そんな時に ある出来事によって怒りが絶頂に達した息子は
ビデオ通話で汚い言葉で世間を罵り これまで以上に怒っていました。
私は唖然としましたが いったん落ち着いて全部聞いてみようと思い
しばらく黙って聞いていました。
全部吐き出した息子は最後に少し落ち着いて
「ごめんね・・」と言ったので
「大丈夫だよ。大丈夫 大丈夫。」とだけ伝えました。

じっくりと話を聞いて受け止めてみる

それから私も憑き物が落ちたように 落ち着いてどんな話も
いったん聞いてみることにしました。
言いたいことがあっても とりあえずは話を聞き
息子が落ち着いてから 私の考えを
ゆっくりとわかりやすく伝えるようにしました。

そのうち 最初は汚い言葉で不満を言っていても
だんだんと落ち着いて納得するようになり
ずいぶん安定するようになりました。

人の負のエネルギーを受け止めるのは しんどいですよね。
家族や身近な人のエネルギーは 自分にすごく影響があり
私はいつもそこから逃げていたと思います。
ただ 他人ならそれでもいいけれど
自分の子供となると逃げるわけにもいきません。
逃げたら終わりなんですよね。

今も毎日ビデオ通話で愚痴をずーっと聞いて
ときどき やんわりと諭しています。
それが息子の生きる希望になるならば
とことん付き合おうかと思っている今日この頃です。


いいなと思ったら応援しよう!