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第二回輪読会~コヒーレント状態について~

こんにちは!光りろん研(仮)所属、学部4年の山田です!
遅くなりましたが第二回研究室ミーティングについて報告していきたいと思います!


2023/4/17
今回もゼミ(輪読)とミーティングを行いました。

ミーティングの内容をここでお話ししてもなんのこっちゃだと思うので、ゼミで扱った内容について簡単にご紹介したいと思います。

外力があるとき、コヒーレント状態は真空状態より安定な状態である

今回は量子力学で扱う状態の一種であるコヒーレント状態について、みんなで議論し、理解を深めました。

教科書は前回に引き続き越野和樹さんの「共振器量子電磁力学」です。

前回の輪読会で古典的な調和振動子を量子力学に拡張することを考えました。
そのときのハミルトニアンは以下で表されるのでした。

越野和樹 「共振器量子電磁力学」より引用

ここに生成消滅演算子に比例する項を追加したハミルトニアン

越野和樹 「共振器量子電磁力学」より引用

を考えます。詳細な議論は省きますが、このとき調和振動子は外力によって自然長の位置からずらされたバネに近い状態にあります。
この状態から外力をゼロにすると、バネと同様に調和振動子は振動します。
これをコヒーレント状態と呼びます。

コヒーレント状態は量子光学などの分野でよく扱われ、位相が揃っているなどの特徴から理論、実験の両面から研究対象となっています。

担当は私でしたが、理解が不十分な点も多く、馬場先生やゼミのメンバーに多くの助言をいただきました。
勉強すればするほど自分の不勉強さを自覚する…奥が深い学問です…

光りろん研(仮)では光量子について理論面から研究する学部生、大学院生を随時募集中です!
学部4年生以外の学部生のゼミ参加も受け入れています!
お問い合わせは馬場先生まで直接どうぞ!

ここまでお読みくださりありがとうございました!

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