きのこ帝国 「金木犀の夜」がエモすぎる
「金木犀の夜」が発売されたのは2018年の9月。で、たぶん私がこの曲に出会ったのもこれくらいの時期。
今の旦那とまだ結婚していなくて、付き合って2ヶ月くらいの時によく聴いていた。付き合って2ヶ月なんて1番楽しい時期なのに、この曲を聴きながら感傷的な1人の夜を過ごしていたのをよく覚えている。(遠い目)
私はスーパーネガティブで、歌詞に影響されやすいので「うわ、今の彼氏と別れたらこの主人公みたいな気持ちになるんだろうな」と、本気で思っていた。いや、別れる前提なの草。
そろそろ曲の話にいくぞ〜。
イントロからめちゃくちゃエモくないか?!
匂いって、目でもなく耳でもなく、鼻で感じるんだけど…(当たり前) このイントロがもう「金木犀」を表してる気がしてならない。
金木犀のニオイのミストが夜空に待っている様子を音で表すと、こんな感じなんだろうなと思う。で、主人公も足じゃなくて鼻を頼りに夜道を歩いている気がする。あてもなく。
だんだん寒くなって 夏は通り過ぎてた
ここの季節の描写が好き。この曲は一度も「秋」というワードが使われていない。それでも秋感がひしひしと伝わってくるのは、「夏が終わった」とは書かずに「夏は通り過ぎてた」と書くところにあるのだと思う。前者だとそこで季節がストップしてしまうけど、後者は「〜てた」とあるから、主人公が今現在「秋」に存在している事がとても伝わる。直接的な表現じゃないところに逆にエモさを感じて苦しい。
やっぱりこの曲の良さは「エモさ」にある。全体的な楽器の音も、さっき書いた季節の描写もエモさを増し増しにしてくれてるのだけど、それ以上にやっぱりボーカルの歌声!!!自分の歌声がどんな曲調に合うか分かってるな…って感じる。素敵な声だ。
KAT-TUNのアワストよりかなり短いの草。でもどの曲も同じ熱量で好きだから許して。