成長の罠
キラキラした未来企業への投資は、タイミングを間違えるとギャンブルとなる。
コロナ禍における世界的な金融緩和は、株式市場に資産バブルをもたらした。昨年の今頃、米国株式市場は史上最高値を繰り返すニュースがメディアに飛び交い、多くの個人投資家は市場が強欲化した状態から入る。
メディアにつられての投資は大体失敗する。メディアが市場に影響を与えると考えるのは間違い。市場の値動きに合わせて、都合の良いニュースソースをピックアップしている。すなわち市場の値動きによってニュースは作られている。マスメディアは更に遅い。
一方、ウォール街のプロフェッショナル達は市場の更に先を見ている。下落相場の今は現金比率をとことん高め、個人投資家が恐怖に怯え市場から全退場するタイミングを虎視眈々と狙っている。
市場はメジャーリーガーと3A、日本プロ、社会人アマ、学生野球、草野球までが入り乱れて戦うゼロサムの戦い。アマチュアがたまたま勝つことはあるが、短期目線で勝ち続けることはほぼない。
投資は未来からリターンをもらう。時間をかけて、じっくり構える必要がある。
長期分散の積立投資に勝るものはない。