統合失調症、歯磨きの思い出2

入院中歯磨きを食後に必ずする。
閉じ込められているとき、歯磨きをしたくない時があった。それは、歯磨き粉の味が変わり、毒が入っていると思った時だった。
始めは普通のクリアクリン?の味がした。けれど、ある日から、味が毒(食べたことはないが)の味がした。その時はご飯に毒が入っていると思っていたから、ついに歯磨き粉にまで毒が入って私を◯そうとしているのかと思った。
歯磨きは毎日したかった。虫歯になったら嫌だからだ。けれど毒が入っているのでできない日が何日かあった。
歯磨きの思い出はまだある。入院してから何ヶ月も経ったとき、お腹が痛かった。私は尿管結石という言葉が頭に浮かび、これは尿管結石なのだなとおもった。(幻聴だったのだと思う。)この尿管結石を治す為にはなんとかしなくてはいけないと思った。その時、歯磨きをした後の器に出した唾液を飲めば治ると思った。なので飲んだ。味は皆さんの想像通り。全部飲み干した。1回目はなんとか飲み干したが、2回目は途中で気持ち悪くなった。なんとか飲み干したが、もう飲みたくないと思った。尿管結石が唾液を飲み干したら治るという考えは消えた。胃薬も飲んでいたので、1週間したら治ったと思う。
気持ち悪いと思うが、歯磨きの思い出である。

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