人には人の田島列島『水は海に向かって流れる』1巻1万字感想
最高の漫画である。セリフ一つ一つが研ぎ澄まされていてパンチライン製造機で意味がない言葉がない。読んで思ったことを言うだけの自己満足ページ。気になったセリフと気に入った表現を挙げていくだけ。全部読んでから読むの推奨。
一巻 直達君が榊さんと出会い実際の距離的にも精神的にも他人と近づかなければいけなくなり、他人を考えると同時に自分を考える。今まで他人に干渉してこなかった直達君が関わることを決める。
#雨と彼女と贈与と憎悪 マガジンを漫画人とするセンス ポトラッチ丼から破壊衝動がさかきさんにはあるのかも
直達くん、牛丼食べる?
おじさんの家に向かったらしらない年上OLが迎えに来る高校生にとっては情報過多。直達くんが直達データベースに検索かけながら家へ向かうが答えは見つからないまま家へ上がるとおじさんに会う前に言われたひとこと。不思議が募る。高校生には難解すぎるよサカキさん。しかもその牛丼がうまいんだからつり橋効果じゃないけどわからな過ぎて興味津々になっちゃうよ。サカキさんの事しか考えられなくなるでしょ。牛丼食べてる途中の会話も斜め上も受け答え。高校生にとっては未知との遭遇。ここで(変な人じゃん)とつきはなさない直達くんの心の深さ
オレがあの人たちの思うような子供でないことが・・・バレてしまーう・・・
30過ぎても子どもは子ども。いまだに親の目を気にしている事が分かるセリフ。どこまでいっても親子なんだよな。
(それに子供には関係ない)
榊さんが不倫の事を思い出し悪い感情が腹の中に渦巻くが子供には関係ないと自分へ言い聞かせる。ここでいわれている子供とは熊沢の息子である直達という意味だけじゃなくて大人ではない子どもと解釈することもできる。世間的社会的に見たら働いている榊さんは大人であり学生である直達くんは子供。大人は子どものために自分の感情を我慢するべきなのだと榊さんは思っていることが分かる。だから親である役割を放棄して自分の感情に従った母を許せないのだろう。そんな親を反面教師にした結果この価値観を手に入れたともいえる。
#川上からどんぶらこと悪意が 猫の鳴き声きこえて立ち止まって声を聴くコマに直達くんの心のきれいさ出てて好き シートン動物記から椎屯 勧善懲悪って完全懲悪だと思ってた
(それでゆるせ おては居候の身)
これも直達くんの純粋さが伝わってくるシーン。このシーンの結果だけ見たら捨て猫を見つけたけど拾わなかったシーン。その罪悪感をなくすために自分が住んでいる環境を言い訳にすることはある。(それが人間)しかし直達くんは自分への言い訳でなく申し訳なさだけで言っている。このあと飼ってくれる人を探したり餌を持ってったりするんだもん。このあと榊さんにあってしまい猫のことを言わないってところに直達くんの中には大人=頼れるという方程式はないんだなって感じた。いまの交友関係では無理があるから部活に入ってまで交友関係を広げてもいいと考えてるところで直達くんは自分の嫌より他人を優先しちゃう自己犠牲マンの片鱗が見える。
「猫?好き」
学校で怖がられてる泉谷さんに猫のストラップがついているだけで話しかけてしまう直達くん。猫が関われば無敵かって言われていたけど多分学校のうわさ的なものに興味が無いのかも。泉谷さんのバッグと一緒に写ってたソックタッチ何なのかわからなくて調べたら足に塗る靴下が下がらないようにするやつなのね、がさつに見えて身だしなみに気を使う子なのかも。泉谷さんもナチュラル聖人だからモテる。いきなりあの話しかけられ方したら下心疑っていいと思うんだけど力になってあげるところ良い人すぎ。性善説って感じする。些細なところなんだけど泉谷さんが「お母さんが猫アレルギーだから代わりに亀飼ってるの」に対して(代わりになるの)と思ったけど言わない直達くん、自分の価値観を押し付ける気全くなし。自称陽キャくんがあの場にいたら「それ代わりにならないでしょー」っていってぽかんとしてる泉谷さんをバカにして笑いそう。その人がそう思ってるんだからそうなんだよな。
「なんかあったら言っていいからな」
猫拾ったけど自分の中で勝手に同居人には迷惑かけられないと判断した直達くんにおじさんがいった一言。自己主張をあんまりしない直達を見てきたんだろう。直達の家庭環境は知ってるからなんにもしてあげられることがないむず痒さもあったんだと思う。いわれた直達くんはあんまり意味が分かってなさそう。自分の中では頼っているつもりなのかもしれない。多分だけど他の15歳ぐらいの子はもっと親や周りのお大人に頼ってる。家から出ていく選択できるだけでやっぱりこの子はあんまり大人を必要としてこなかったんだな。朝自分で起きるだけで凄いよ、さらに卵焼き作るし。
しななくてよかったにゃー 君は幸せになるよ
榊さんって人間は幸せになっていいと思っているし、そうなって当たり前だと思っているんだけどその中に自分がはいってない。自分は幸せになっちゃいけないとも思ってる。直達くんは自分はいいから周りの人が幸せになってほしいって思ってる。直達くんが幸せになってほしいと思っている人の事が視界に入っていない。不器用な二人。ムーちゃん(猫)には直達くんっていう大切にしてくれる人がいるからでた発言。誰かが誰かの事を思う事の尊さ。
「・・・起きてたの?」「・・・いえ」
ここも直達くんが常に相手のことを考えた会話をしてる
・・・怒ってどうするの 怒ってもどうしょもないことばっかりじゃないの
それは確かにそうなんだよ榊さん。これは子どもの前だから強がっちゃったようにも見えるし、自分に言い聞かせてるようにも見える。本当に主観なんだけど正しくは「どうしようもない」じゃん?それを「どうしょもない」って省略するのには本心を隠してる心があるからだと思うんだよね。怒ってないと思わせるためにあえてちょけるみたいな。怒ってもどうしようもないことばかりなのに怒ってしまう榊さん。怒れない直達くん。どうしようもないけど怒ってしまうときは怒ってしまうんだからどうしょもない。
(当たり前だけど俺この人のこと全然知らないんだな)
直達くんが榊さんに思う。一つ屋根の下という言葉や同じ鍋をつつく、食卓を囲うという言葉があるように一緒に住んでいる人は親しい人と思っちゃう。そりゃ最初に一緒に住む人は家族なんだからそう思ってしまうのも当たり前で一緒に住んでるってことは相手の外では出さない一面を知ってるって思う。でも直達くんが父親の不倫を知らないように一緒に住んでても知らないことはある。どんなに親しくても相手のことなんて知らないことだらけだし相手の気持ちなんて絶対に分からない。だから思いやりが必要。でも直達くんも榊さんも思いやりすぎ。
#15の夜 ~ギスギス・ナイト・フィーバー~ 肉の焼ける「じうじう」とか猫のおやつが「ちうる」なのかわいい エリザベスカラーを知ってる人は一筋縄ではいかない子 食べ物を恵んであげたらみんな喜ぶと思っている榊さんかわいい。
半分持ちます
買い出しにいった榊さんを迎えに行く優しい直達くん。荷物なら半分持ちますといえる。なぜなら荷物持ってあげることは完全に善行で男という役割がやる事だと直道くんの中ではなっているから。役割を演じることは簡単に出来る直達くん。この世界の人たちはロールプレイしてる人が多い。親とか息子とか子供という役を演じてる。それが大人ぶってるとか母親ぶってるとか子供ぶってると思われちゃう。泉谷(兄)とか教授とかはぶち壊していきてる。
あの子はいい子だよ・・・大体子供には関係ないじゃない
これを外で聞いてしまう子供たち。ページめくったら子供たちがそこにいるってのがもうずるい。
明日の朝布団の中にイワシの頭が入ってたら考える・・・
まだ一緒に住むか聞かれた時の返答。直達くんは自分がどう思ってるじゃなくて相手がどう思ってるかじゃないと判断できない。ここでも自分の感情は二の次。
「・・・君はさ 本当にいい子なんだね」「褒めてるようで咎めているようなそんな感じの『いい子』だった」
歓迎会開いてくれたことを感謝したら返された言葉。サカキさんは自分の事が嫌いなんだろうね、すぐ怒っちゃう悪い子だと思ってる。だかえほぼ同じ境遇の直達くんが良い子に育ってて自分が嫌いなるし、もし自分にも母が帰ってきてたらとか母に期待してる自分もいて自己嫌悪にも陥る可能性ある。ちなみにごちそうさまをちゃんと言ってた泉谷さんはいい子
#ピチピチチャプチャプノープランプラン 多いお茶ゴゴゴ紅茶 ぐうの音 ヘリウムマウス
グレないよ 俺よりひどい目に遭った榊さんがマトモに生きてる以上オレがグれるわけにはいかない
そんな道理は何処にもないんだよ。。。いい子過ぎ。それだと世界で一番つらい人しか辛いって言えないじゃんよ。辛かったら辛いって言いなよ。「なにか出来ることが有ったら言ってね」はこっちのセリフなんよ。やっぱりいい子なんだよな。これにはやっぱり『いい子』
「知ってほしくはないの 自分の事 直達くんに」
「別にいい 子供には関係ないって言ったじゃん」
「半分持ってもらうのもいいんじゃないかと思ったけど」
意固地になる榊さん。自分の問題は自分の問題なのだと思っている。子供には関係ないって言ってるけど直達くんは直達くんという見方もできると思うんだよな。肩書や役割より属性や性質。サカキさんは他人の生活に干渉することは悪だと思っている。直達くんに似て榊さんを助けたい人がいるってことに気づかない。半分持つのは義務とかやらされてじゃなくて持ちたいから。でも直達くんはいい子過ぎて持つべくしてもってるって感じがするし半分持ってっていうと嫌でもそう言わずに持ってくれちゃうから言いづらいところもある。他人の人生に干渉することは他人を不快にさせたり傷付けたりすることもある。「私が辛いんだから半分持って」は絶対に言えない。だってそういって持たなかったら相手が悪者になるから。サカキさんもめっちゃくっちゃ優しいんだよな。
「実家だと甘えがあるからグレる
これはミスター自制心。
この人はオレが知ることを望んじゃないのか・・・ 単純にこの人に嫌われたくないだけなんだな
気づきのナオ君。今までのナオ君は優しさじゃなくて保身みたいなところはあった。自分が我慢したら誰も傷つかないし困らない。自分だけが我慢したら世界はうまく回ると考えてた。でもそれはもうナオ君のわがままだったのかも。目の前の相手に嫌われたくないって感情はだれしもあるんだけど自分が嫌と思っていることに我慢できるかはその人の性質次第。ナオ君は我慢できる側の人間で会話とか人間関係においての選択肢を間違わない人間。感情的をコントロールできる自分が怒るのは悪だと思い込んでしまっている、だって出来るから。でもそれは相手のことを考えてたつもりだったけど結局は自分嫌われたくないだけだったことに気づく。残酷。でもこれは解釈がゆがんでるだけでナオ君は自分がやさしい子だとは思ってないから心にダメージは負わない。
二人入るにはすこし傘は小さかった 俺がいなければ この人の肩は濡れることなかったのに
二人に共通して言えるんだけど他人になにかをしてもらうことを悪だと思いすぎ。繰り返しになるけど君たちは幸せになっていいんだよ。だから助けてもらおうよ。でもめっちゃわかる。自分の事はどうだっていいけど他人が悲しんでるのは見たくない精神はある。人と深く関わってしまうと提供できるものが楽しいものだけではなくなってしまう恐怖はある。この二人は子どもの時に一度捨てられてるわけで親から無償の愛を受けられなかったんだから他人が無償で愛をくれると思ってない
#来ちゃった ♡ お尻の穴見せてくれるムーちゃんかわいい アレで通じる夫婦テレパシー ガチョバタン アルバム見てたら彼女出来た理論親子そろって理解不能 うどんさどんです
なんというか ホントに いい子なんだから・・・
おじさんに詰めることをやめたナオ君へのことば。ナオ君が良い子過ぎるから半分持ってってどんどん言いずらいんだよね。大人が善良な高校生に余計な情報を与えたくない。
もういいやとかいったくせに あきらめがわるいなぁ・・・ 俺
やっぱり気になってるじゃん。これも自分の為っていうより榊さんとか叔父さんとかとの関係を円滑にするためのヒントを探してるんだろうな。
善良な市民面して 何事もなかったかのようにマイホームパパやって 人間っておそろしいじゃ
通底して他人の事は分からないってのがテーマ。(母さんが怒ってるわけないし)いや怒るぞ。(榊さんは俺がこの件に関わることを望んでないし)望んでないのかな?望んでないっていうか知らないまま純粋に生きてほしいって思ってるだけ(俺がグレればおじさんがなんかいか死ぬし)それはそう。ナオ君は他人優先すぎる。難しいんだけど優しすぎてなにか考えるときに他人の気持ちを考えすぎちゃう。(怒ったりできればいいのに‼)マジでわかる。人間には感情優先と理性優先の人間がいる。感情優先の人は自分の感情に素直に生きられるけど後悔も多い 理性優先の人は選択肢を間違えることはないけど他人に振り回されがち
・・・あの人 本当は怒りたいんじゃないの?
いや!ここまで来ても他人の心配!!人間が二人以上関わったら個人の自由には生きられない。友達だって恋人だって家族だってそう。人の感情を慮りすぎ。時にはぶつかることも必要。いつだって他人優先。
#ばらばら メトロポリタンミュージアム!(ミイラと関係性深いらしい)
ニゲミチ先生呼んできて 2階の真ん中の部屋 お客さん 直達くんのお父さん
この淡々と言葉をつなげていく感覚 ほかの事を考えながら人と話す時こうなる。どちらかというと感情的に見えてた榊さんも自分の感情をマネジメントしてる。怒りだけじゃなくて困惑とかもあったんだろうね。直達くんに会わないで心の準備無しで熊沢に会っていたらどうなっていたか知りたい。きっと走って逃げてたのかも。笑顔なのも怖い、無理してる。無理をしなきゃ自分の感情を抑えられない時ってある。怖すぎて笑っちゃうときとかお腹痛すぎて泣いちゃうのもこれだと思ってる。
・・・私 恋愛しないので
DOCTOR、Sなんだが。サカキさんちょっともう悪意押し付けてるなって思った。「つきあってるんですか?」って聞かれただけなら返答は「付き合ってません」でいいのに「恋愛しないので(あなたと母の不倫のせいで自分の感情に振り回されて他の人を不幸にするひとは人間の最底辺だと思っているので)って言い放ち罪悪感を押し付けてる。このあとの「うちには帰ってこなかったから」でも追い打ち。でも熊沢もちょっと空気読めない奴なんだよな、当然ではあって榊さんも真実しか言ってない。相手のことを考えずにモノを言うとこうなるのよね。
バチって当たるんですね
さっそうと外へ向かう榊さんかっこいい。この前のやり取りで「ほ、本当に?」とか全部がダサいんだよな。保身しか考えてない。こういうやつっているよね。自分が謝りたいから謝って楽になりたいやつな。でもこいつらって本当に謝りたい心があるのが厄介。榊さんだったら一生この罪悪感を持ちながら生きるタイプだからこそ許せないんだよね。またでもっていうけど熊沢そんなに悪い奴じゃないんだよな。ちゃんと探偵用意してくれるところは分かってるやつ。どこまでいっても自分の罪を意識を軽くしたいだけではある。これを悪とは言えないけどいじめっこが謝ってきてもそれは許せないし人生心配されるのもイラつく。
・・・また うどん食べるときにでもやったらいいじゃん
お兄さん。サカキさんは人間関係が得意ではなくて人間関係における失敗で引きずっちゃいそうだけど何度だってやりなおせるやん?と軽く言ってくれる温かさ。お兄ちゃんはスクラップ&ビルドで心が強くなってそうだから心に寄り添うの上手なんだろうな。
あーーもう榊さんどこ行っちゃったんだろう
パチ屋にいるヒロイン。二面性っていうか榊さんがいつもいってるかはしらないけど息抜き上手そうでそこは安心する。一番は心が平穏な事なんだけどそりゃにイラつかない人間なんかいないし失敗しない人間もいないからその後が大事。
じゃ 転んだんじゃない
そういうならそうだよ。だって人の心は分からない。これはずっとあるテーマ。だからすれ違うし喧嘩もする。その人がそう言ってるなら他人が何か言う資格や権利ってない。お腹痛いって言ってたら信じるしかないし嫌って言ってたら自分が嫌じゃない事でもその人にとっては嫌な事。「自分がされて嫌なことは人にはしない」この言葉は間違いです。サカキさんがイラついてるのも熊沢は熊沢発想では本当に申し訳ないと思っていて本気で心配もしてる。でも!それは許せないし、そこが許せない。
なんで怖いのかしらミイラって 死んでるのに
死んでるのに存在してるからなんだよな、ちなみに私はミイラ展行くぐらいミイラが好き。ミイラはそこにいるのに何考えてるかわからないからね、でも人間も同じ。
#カツアゲたまごとじうどん 「たまごとじうどん」が全部ひらがなのも良い。朝帰りサカキさん 紳士なので部屋までは入ってこないおじさん
口に入れるもんに対する意識が低いの 父さんは!
なんか偏見だけど創造力がない人なんだなと印象受けた。『毒を食らわねば皿まで』っていう言葉を熊沢は知ってて俺はそういうときが来たら実行するぞ!って思ってるんだけど食べたものが毒ってことに気づけなくて皿なんて放置しちゃう人。熊沢の事を思って怒ってくれたのにすねる自分愛玩マン
直は何か父さんに言いたいこととかない・・・?
これも他人の事が視野に入ってたらいえない。図太い印象。だってここでナオが本当の事全部言ったら喧嘩に発展しそうだしそうなったら弱ってる父をいじめる構図になるし、実家にもおじさんの家にも居場所なくなっちゃう。これにたいして「・・・あるけど 言ってどうするんだ・・・ どーなる事でもないのに」どっかで聞いたことある!「・・・怒ってどうするの 怒ってもどうしょもないことばっかりじゃないの」榊さんがいってたこれなんだよな。ここからの「・・・お金ちょーだい」「遊ぶお金」直道くんせいいっぱいのグレ。進研ゼミで見たんだろうな。教科書通りのグレしかできない。理論タイプにとって怒りって余計なんだよな。
ギスギスしてていいうどんになりそうだね!
そだね~
自分の感情だけではうどん会を延期させない社会性の持ち主。腫れ物に触れていくスタイルのお兄さん。これって気を使わなくて良くなる言葉。そだねーと軽く流す榊さん。榊さんは教授とかお兄さんには当たり強いんだよね。考え過ぎないで自分の気持ちを言えてる。相手にとって自分はどんな偶像でもないからだと思う。子供から見た大人とはよくあるべきものみたいな立場にばかり考えてしまう榊さん。
ケガ人をカツアゲした罪悪感を払拭するためにパーッと使おうと思ったがどう使えばいいかわからずとりあえず卵ならみんな食べるかと思って、、、地元でいい卵が売ってたので、、・
この後の「ハムとかの方がよかったですか!?」も相当重症 パンチライン「血かな」
まぁ そう げんきに 生きてました
(まぁいいか 榊さんには関係無いし)
どうして、「実家帰ってたら父がミイラになっててマジ動揺しましたわ!」って言えないんだろうね。誰も自分の話に興味ないって思っちゃってるよこの子。でもそれってナオくんもいままで他人に興味がなかったんだろうね。だから自分が他人にあまり興味がないから他人も自分にあんまり興味がないと思ってそう。他人なんて基本関係無いことだらけなんだけど一緒に住んでてもそういうことは関係無いと思っちゃうのか。一応擬似家族じゃん?でも結局はナオくんの家庭は家族じゃなかったんだよな。ずっといつでも気を使って自分を出さなかったんだからこの行動は妥当。
憶測ヌキで話したいから私が見た事実だけ言うね
めっちゃいい子。この後のお土産の食べ方大好き。心を決めて感。どうしても人って自分の感情が混ざって、真実を少しねじ曲げちゃうところがあるんだけど泉谷さんはそこを理解してるいい子。本当に幸せになって欲しい。
そんなことがあっても それでも 俺に「お帰り」って言ってくれたんだな
そりゃな!家族だからな!!家族だからとか言っちゃったけど家族=仲良くあるべきという思想は反対。一億通りの家族がいるから。榊さんが嫌っているのは熊沢でナオくんのことはなんとも思ってなくむしろ大切に扱われていることに気づけない。
#うどんの夜〜ギスギス・ナイト・フィーバー2
なんの変哲もないガールズトーク ちゃんとご馳走座をいう楓ちゃん ドヤ顔榊ちゃん可愛い
「空気悪く無い」「そう?」
ギスギスうどんになりそうだねーって言われた時ぐらいの適当返事。榊さんって肝が座ってるところもあるんだけどやっぱり年上にはあたり強い。この後の教授の「ごめん・・・違う 間違えた」ってすごい人間性出てる。教授はもちろん賢い人なんだけどみんなが頭いいわけじゃ無いことも大人には役割があることも知ってる。
おじさんは何も・・・ それに 榊さんがおじさんを困らせるなって・・・
この子は本当にいい子だな!全く!イメージでは子供って自分のやりたいことやって我慢しないでそれをカバーするのが大人というものだが子供だって自分で考えて我慢して大人が動きやすいようにしてることだってあると気付かされる。むしろ一人で生きていけない子供の方が我慢して生きてる場合だってある。大人は子供へのイメージっていうのは固まっていて思い通りに動かないと怒っちゃうことだってある。教授もそれを感じてのタバコだと思う。自分の中だけの価値観や先入観だけに囚われず人と接せられる人が大人
「直達くんはさぁ・・・ それでいーの? 知らないことがあるってそれだけでストレスじゃない?」「だって・・・榊さん本人が知られたがってないんですよ」
‘いい子’すぎんのよ。ほんっっとうにこの漫画は「子どもはわかってあげちゃう」なんだよな。もちろん相手がされたく無いことはしちゃいけないんだけど人間関係の中には自分もいて自分が嫌かどうか考えることも必要。そりゃ人の言うこと聞く子ってのが‘いい子’なんよ。でもそりゃじゃあぬいぐるみを超えないんだよな。キツすぎる言い方すると人である必要が無い。自他ともに考えられて一人前である。ただの子供は‘自分’という一つの世界しかない中で他人という世界を獲得していって大人になっていく。直道くんは逆パターンで自分という世界を手に入れ相手の世界に踏み込む勇気を獲得していくことで大人になる。
「大人になってからモテるタイプ そして、職場で一番可愛くて性格が悪い女と結婚する」「心証じゃなくて予言なの!?」
ナイスアシストのつもりなの可愛い。榊さんの作戦としては今のうちにナオくんの良さわかる人は少ないから唾つけときなさいよ的なことなのかも。
#彼女がレジャーに出かけたら お湯をよこせシーンも自分がいらないと思ってたモノを他人が欲する時があることを教えてくれるシーンに見えてくる。
今日家にいるのムリだ
ってちゃんと自分のご機嫌を取れる。人に当たったこととかないんだろうね。自分の感情をそのままぶつけられる人がいなくて自分で自分の心の機嫌を取るしかなかったんだろうね。
「こ、行楽」「幸楽?」「レジャー!!」
この言い回し好き
やる気の出たおじさんに「自分勝手だなぁ 別にいいけど」
人が自分勝手なのは別に許せるんだから自分の自分勝手も許せるようになって欲しい。でも今まで他人の領域に踏み込まないし許容された経験もないからなんだろうな。
物事を自分の思い通りに転がすには多少の犠牲はやむを得ん
本当にこれ。人生は八方美人じゃ生きられないのよ。エゴイストは悪っていう考え方もあるんだけどエゴイストにならないと獲得できないものもある。全て獲得することが出来ないのを知ることも大人になるってことなのかも。
「・・・というか 俺 この家にいて いいと思います?」「いなよ!面白いから!」
教授の価値観助かる。役に立つからとか空気を乱さないから一緒にいていいっていう価値観もそりゃあるんだけどが面白いからいて良いとかどんな価値観だっている。善悪は置いといて直達くんはもっと多くの価値観に触れるべき。
コドモに何させてんの・・・
意図的かわからないけどカタカナコドモはちょっと怖い。今まで子供って言ってた。ここのああ!?っていう返事絶対教授にしかしないもん。榊さんは榊さんで子供を甘く見過ぎ。ちょい言い合いになってのこのパンチライン「千紗ちゃんはいつまで16歳でいるつもり?」16歳でいるつもりはなくてきっと26歳の自分もいて16歳の自分もいるんだと思う。そしてその16歳の榊ちゃんは周りから見たら強く生きてただろうけど内面はもういろいろと嫌になってて親が不倫したという事実の重さをしっているからナオくんに優しくなり過ぎちゃう。そりゃ自分が嫌なことはしちゃダメなんだけど相手は自分じゃないことも考えないと。人間関係って難すぎ!!
我ながらひどいジジイだ
これが大人なんよな。結局相手のことを考えてなんにも言わないのは子供。真のジジイは相手を傷つけようとも自分が悪者になろうとも周りを前に進ませる。
秒で直達くん!
榊さんはきっと、考えてものを話すタイプでスーパーとかでいきなり人と会うとうわってなるタイプ。
直達くんは何も知らなかったことにしとんきんしゃい
またでた!おちょけることで感情隠すやつ。こんなことして知らんぷりはできないんだよな。これでなんにもないフリしてるんだけどいつもしないなんともないふりはなんともあると同義。これを昔の直道くんだったら素直に受け止めてたと思うんだ。でも父が善人づらしてて本当は不倫したことある悪いやつだったり話しかけにくいって言われてた泉谷さんが本当にいい子だったり、お兄さんがお姉さんだったり、裏腹なものも沢山あって、自分で選択した家をでることで得たものも沢山あって、初めて力になってあげたい人ができてやっと自分に問うことが出来る。
「わかり ま し ・・・」(俺はやだ そーゆうのやだ もう知らないふりはしたくない けど わがままを言ったら捨てられる・・・)(捨てられるって誰に?) (わがまますら言えないコドモのままじゃ 目の前のこの人が背負うモノを半分持つことも出来ない)
やっと自分と向き合えた優しすぎたナオくん。目線は常に相手だったんだよね。相手が今何を考えてるかどうして欲しいかばっかり考えて自分がどう思ってるかどうしたいかをないがしろにしてきた。相手がどうしたいかを考えたときに触れて欲しくないって思ってる人には触れないできたんだけど人間なんてよくわからんもんで一番パッケージには開けないでって書いてあるのに開けたらよく開けてくれたって言われるパターンもあるんだよ。だから辛いんだけどいままでのナオくんの選択って優しいだけで最良の選択ではない。でも人って人に関わりたいなら傷つける、傷つく覚悟が必要だし、変えてあげたいならもっと辛さをともにしなきゃいけない。
思っこと!!
・相手が持ってるものを半分背負うこと=半分背負わせること。人間関係とは表裏一体である。
・人間において幼少期の体験とは大きなもの。反面教師に出来れば良いが枷や呪いのようになってしまうこともある
・人が考えてることなんてわからない。だから人は話し合うし、ぶつかり合う。
とりあえず最強漫画
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