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ムスコのボクと、がっつりオトン。('24.10.9)

まぁこれは笑い話やねんけど、、、

オトンが危篤状態になって3日目の朝、
(最初の方はちょっとだけ意識あってこちらからの呼びかけに頷いたりしててんけど、もうこの時は意識はなくただかろうじて呼吸してるだけ、みたいな感じやった)
「もう今日、ですね、、、」みたいなこと医者から言われた。
この日もボクとオカンとねーちゃん、3人でずっとついててんな。

上にも書いたけどこの時のオトンの状態は意識はなくただ呼吸してるだけ。
心拍数はずっと100前後を行ったり来たりしてて、確か100切ると機械が警告音みたいな音出すんやけど、その度にまた100以上になって警告音が止まる、みたいなことを繰り返しててん。だから100ちょっとで安定してる、みたいな。

ほんで、11時過ぎくらい、オトンの心拍も100ちょいをずっとキープしててまぁ安定してるし、オカンが少し横になるわぁ言うて病室のソファーで寝出してん。
で、ボクとねーちゃんもちょっとゆっくり座ろかぁ言うてソファーに腰掛けてちょっとボーッとしててん。

で、ボクがねーちゃんに
「葬儀屋とかどうしよか、調べとかなあかんよな」
言うてん。
それまでちょっとだけスマホでそういうサイト見てたりしてんけど、その時初めてねーちゃんに相談してん、その時初めて『葬儀屋』って言葉を口に出してん。

ほんで、2,3分かな、5分かな、10分かな、それ以上かな?覚えてへんねんけどスマホをバーーッと見てて、パッとオトンを見てんな、心拍数を見てん。
じゃあ、心拍数が80くらいになっててん。ずっと絶対90以上はあった心拍数が80になっててん。今まで見たことない数字が表示されててん。で、そっからさらに下がって行ってん。

「あ、これあかん、、、」言うて。
「オカン起こした方がええよな、、、」言うて。
数字はどんどん下がって行って。
で、まぁ、オトンはそのまま亡くなっちゃうんやけど、、、

いゃいゃ、聞いてたやろ、オトン!!
って。
葬儀屋のハナシしだしたん聞いてたやろぉ〜!!
って。
こいつら葬儀屋の話しだしたしもうええかぁ〜〜なったやろ!!
って。


って、お話。

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モーモーポルレノン
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