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遥天翼という選手
その激報は、ジェッツのオープニングフライトを待つ船橋アリーナに入った。
てんてんさんのツイートが更新された。
あれ?こんな時間なのに…?
後で読もうっと。
座席に戻ると、友人からツイートの話をされた(友人はジェッツブースターでもあり、てんてんさんのファンでもある)
その友人が、ありえないくらい取り乱していたので、更新されたnoteを読むことにした。
そこに書かれていたのは
「現役引退」
の文字だった。
頭が真っ白になり、次の瞬間には…嘘でしょ!?という声…いや、叫びに近かったと思う…が飛び出していた。
そして、次の瞬間には…友人にすがって号泣していた。
(諸事情により、気合いを入れてアイメイクをしていたため…マスカラでハンカチが黒く染まったのは、ここだけの話)
その後に始まったオープニングフライト、選手入場…
何も記憶にない。
ただ、ただ…眺めていただけだった。
てんてんさんが加入したのは、昇格をかけた昨シーズン。
初めてロボッツでコートインした彼を見た時、なんとも言えない安定感と安心感を感じたのを覚えている。
あぁ…ロボッツに足りなかったものが、また、はまった…と思った。
なんでかわからないのだが、確かにそう感じたのだ。
今までいた選手に、安定感や安心感が足りなかったわけでもないのに。
そして、B1に昇格し、チームがどうなるのか不安だった時。
真っ先に契約更新の一報が入ったのも、てんてんさんだった。
その時には、もう引退を決めていた…ということだ。
キレッキレのプレイをあれだけ魅せてくれたのは、そういうことだったのか…と。
(試合後のインタビューを確認したところ、意識したのは2月頃…とのことでした)
てんてんさん、ありきたりな言葉でしか伝えられないのを許してください。
11年の現役生活、お疲れ様でした。
最後のチームにロボッツを選んでくれて、ありがとうございます。
てんてんさんは、ロボッツがビルドアップするために必要だったものを、確実にもたらしてくれました。
そして、応援できたことが幸せでした。
でも、まだまだプレイを見ていたかった…という気持ちもあります。
まだ、最終章を読み進めることは出来ませんが…気持ちの整理がついたら、ゆっくり読みたいと思います。
最後に…てんてんさんの新しい道でのご活躍を願っています。