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世界・いれもの

「良い言葉」は

それ自体がプラスの感触を人に与える。

〇が優しく、□は安定、△はキツイ感じがするように。

 

 

SNSではそのような

より単純明快な「感触記号」として、

140字の文章や、数枚の写真が扱われている。

 

 

めくるめく、人の波。

 

あなたは、この世にたったひとりのあなたとして
存在し、息をして、
確かにそこにはいるけれど、

 

 
いちど

0と1

に置き換えられて、

 

再構成されたあなたが相手に届く。

 

 

 

 

人と人との間にあるのは、「モノ」だ。
 

機械に取り込まれて信号となった私たちは

もうすでに、

自分の心をその「モノ」に入れ込んで

「感触記号」として機能させている。

 

 

記号に、

私たちの心は、閉じ込められて、囚われている。

 

 

言葉の持っている「顔」が心地よいものならば、

そこに閉じ込められた「心」も心地よいものだと思い込む。

 

反対もまた同じく。

 

 

本当はなんだかわからなくても。

中身が自然でも、歪んでいても。

 

 

 

本質よりも、濃度よりも、

 

私たちは「形」から逃れることなく

まんまとその便利な罠にハマって全てを見ている。

 

 

ハマってしまうのは、ラクだから。

 

 
浮き輪のように、この世界の人々の海でラクに浮いていられるから。
 

 

 

 

 

たこ焼きに見えるケーキを食べると
あ!っと驚く。
どうしてもすんなり受け入れられない。

 

私たちはそれくらいに「見た目の形」に囚われて生きている。

感触でさえ、記号という形骸だけに左右されるのだ。

 

心を閉じ込めた「感触記号」で
私たちは生きている。

 

自分で閉じ込もっている、ということにさえ
もはや気づいてはいない。

 

 

言葉を使ったら、

何かを見たら、

光の波長に、かたちに、すでに囚われている。

 

 

あなたがあなた自身を理解するのに

本当は、記号を通さなくてもいい。

 

快・不快の表現は、
いつどうやって覚えたか?

 

他者に伝えるためだ。

 

だから自分で感触が欲しいときには

どんな形もなくていい。

 

色も形もなくしてしまって

ただ感じられたら

 

あなたはあなたの世界の天才だ。

 

 

世界選手権1位。

 

だって、ひとりだからね。

 

 

 

 
かたちの世界で

あなたが誰かと関わり合ってから

 

 

もしもずっとずっと奥にある、

世界選手権1位同士の心に出会ったら

 

きっとその人とは特別な関係になる。

 

 

 

それはね、きっと一生のうちに経験できることなんだ。

 

望みさえすれば。

 

 

男女に関わらないよ。
かたちがないところでは、
男とか女とかもないわけだからね。

 

 
地球の反対側にいても

きっと特別な「あなた」同士だ。

 

ひとりきりとも限らない。

 

かたちがないのはこわいかもしれないけれど、

地図もない世界の旅が私たちの一生なのだから

 

 
楽しみに生きようね。

 

いれもののない世界を大切にして。

 

いれものの要らない関り合いを楽しみにして…

宜しくお願い致します。 励みと生活の糧になります。