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「あなた」がいるから「私」がわかる


「他の誰か」と交流することで「私」がわかる。

それは色々な、「あなた」。


交流し、光が混じりプリズムがはじける。

新しい光が生まれ、影もまた映し出される。

そのとき、

「私」は「私」の影を見て、

「私はいるんだ」と理解する。



「私」は、永遠に「私の本物の顔」を見ることができない。

鏡に映して見るその顔は「本物」ではない。

鏡の中の「私」は、私のマネをしているだけ。


あなたは、私のマネをしないで。

私ではない、あなたの反応を返してくれさえすればいい。

「私」ではない、「あなた」が恋しい。


「あなた」がいるから「私」がわかる。

「私」がいるから「あなた」がわかる。

誰にだって

「私」ではない「あなた」が必要。



宜しくお願い致します。 励みと生活の糧になります。