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あなたの、私の、人生劇場


私たちは、わざわざ不味いご飯なんて買いもしないのに、
わざわざ他人の不味い舞台には上がる。


自分の都合のいい舞台を、

…それは自己の内面にある葛藤を解決するためじゃなくて…


ただ、自分が朗らかでいられる舞台を、

美味しいご飯や食べたい物を食べるのと同じように
意識的に創っていけばいいだけのはずだ。



ただし、その「ご飯」を「他人」で置き換えようとする
間違いはしないように。

「自分の劇場に見合う人を上がらせてやろう」としたら、
他人は「コマ」で、
自分は「エラい人」となってしまう。

雇ってくれる劇場を探す人と、
優秀な舞台役者を探す、エラい人。

操られる人と、操る人…


……ではなくて、


あなたも、わたしも、

それぞれの「我が人生劇場」の劇場主だ。


私は私の「人生劇場」を朗らかに開幕する。



演者ももちろん自分自身。

私という名の動物劇場。

さぁよっといで、みにおいで。



だから劇場主の私は、他の劇場主とお話する。

「今夜も月がきれいですねえ」






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